活動レポート

活動レポート

シロウオ産卵場造成プロジェクト

福岡工業大学附属城東高等学校 科学部 (福岡県)

活動日:

2024年02月10日

実施場所:

室見川

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう
  • SDGs:パートナーシップで目標を達成しよう

活動内容

シロウオは川(淡水)で産卵し、海(海水)で成長する魚です。成長すると川に戻り、握りこぶし大の磯(グリ石)の裏に産卵する遡河回遊魚です。室見川のシロウオ漁は300年以上の歴史があります。
シロウオは福岡県では準絶滅危惧種に指定されており、近年室見川のシロウオ漁は休漁が続いています。また、都市化の影響で漁獲量が減少しており回復の兆しが見られていない状況にあります。
そこで今回のシロウオ産卵場造成プロジェクトがおこなわれました。シロウオの産卵に適したグリ石は砂に埋もれているだけのため、掘り起こすだけでも環境が劇的に改善されるそうです。私たちは当日、説明を受けたあと、石を動かす活動にうつりました。スコップで掘り起こしたり、石を川の真ん中の方に投げたりしました。
活動の後は地元の方たちが美味しい炊き込みご飯と豚汁を用意してくれました。私たちの普段の活動紹介もおこなうなど充実した一日となりました!

参加者のようす

この活動には私たち城東生や地域の方、福岡大学の学生など多くの人が参加していました。参加していた人の中には小学生やもっと小さい子供たちから大人までの幅広い年齢の人がいました。年齢問わず多くの人が地域の川とシロウオという地域の魚を守ろうとする姿勢に感動しました。石を投げる活動では、小学生でもできるほど簡単な作業なので、みんな楽しみつつ取り組んでいました。活動のあとに振る舞われた食事は川を眺めながらおこないました。ひと汗かいたあとの食事はとくに美味しかったです!風があり寒い中での活動だったので豚汁が沁みました。また、石を投げる活動だけでなく、ゴミ拾いもおこないました。生き物たちのために川を綺麗にできて良かったです!天候に恵まれた心地の良い天気で絶好の活動日和でした!

感想・気づいたこと・考えたこと

誰でもできる簡単な活動でシロウオを守っていけるのが素敵なプロジェクトだと感じました。今回のプロジェクトのようにその地域の方を巻き込んで、イベントをおこなうことはそこにいる生き物を守っていく意識が持てると考えました。地域の人に意識を持ってもらうのはそう簡単なことではないですが、このイベントのように参加人数も多く大規模なものを私たちも地域の方を巻き込んでおこなってみたいです!そして地域の環境意識を高めていきたいです!地域の海や川を守っていくのはその地域に住む人ができることだと思うので、まずは私たちの近くにある和白干潟から取り組んでいきたいです。他の地域のことをたくさん知っていくことで自分たちの地域に生かしていこうと思います。シロウオを守る貴重な体験ができて良かったです!

その他

環境をみんなでよりよくしていこう!

エコまる
福岡工業大学附属城東高等学校 科学部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

55 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名福岡工業大学附属城東高等学校 科学部
  • 所在地福岡県
  • クラブの種類学校のクラブ

クラブ写真

こんにちは!科学部です。私たちは日々理科室や和白干潟、博多湾など様々な場所で、実験や研究、天体観測、生き物の調査などを行っています。
2022年に福岡市環境行動賞を
2023年は私たちの日々の活動をまとめた動画で『こどもエコクラブ「動画部門Youth賞(show)」』を
2024年には日本水環境学会から水環境文化賞(みじん子賞)を受賞しました。今後も活動を報告していくので応援よろしくお願いします!

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧