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【2020 壁新聞道場!】たのもーーーう!栃木県 その1

2020.05.27 掲載

栃木県は6枚の壁新聞の応募があったよ。
今週はその中から3枚をご紹介。西澤師範、よろしくお願いしまーす!

栃木県 その2
 

宇都宮市「ボーイスカウト宇都宮第15団カブ隊」
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宇都宮市「環境未来館こどもエコクラブ」
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真岡市「真岡児童館やさしクラブ」
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ボーイスカウト宇都宮第15団カブ隊のみなさんへ
師範から一言

「だいたら坊の岩」伝説のある羽黒山でのエコキャンプでの経験がメンバーみんなにとても印象に残ったのかな、新聞のほとんどがエコキャンプの報告ですね。自分の住んでいる山に伝説があるなんて、羽黒山は昔から地域の人に守られてきた山なんだろうな。だいたら坊と言う大男のこと気になります。
そして、その羽黒山でのキャンプで、調理のときにそれぞれの組でどれだけガズを節約し、そしてゴミを出さないように考えて料理を作ったんだね。各班で順位を競い合う取り組みは、大変興味深い活動です。班ごとでいろいろ知恵を絞って工夫して実践したことでしょう。それでも、他の班のアイディアを聞くと、「そういう手もあったか!」と気づかされることもたくさんあったのではないでしょうか。最後に順位を決めるのも大変だったと思いますが、1組が第1位になったのはゴミが少なく、ガズの使用量も少なかったからかな? でも3組のロコモコ丼おいしそう、食べてみたいなあ。次は同じ料理を作って競争するのも面白いかもしれません。
さらに、エコキャンプの後に1ヶ月間、省エネを実践して、どのくらい効果があったのか調べた調査も大変面白い記事です。表にまとめたのも良いアイディアだと思います。そうですか、これまで全くCO2のこと気にしてなかったんだ。地球温暖化防止には私たちの暮らしから出すCO2をどれだけ減らせるかが鍵なので、この調査をきっかけにこれからも意識してCO2削減をする生活を行なって下さい。

とっておきのゴシドウ

「CO2削減の取り組み」の記事ですが、具体的にどんな省エネ活動をしたのか、表だけではちょっと分かりにくいのが残念です。他のエコクラブメンバーが、同じような活動を真似できるように、どんな活動をして紙やペットボトルなどのCO2を減らせたのか詳しく書いて欲しかったです。そして、どうやってCO2の量(重さ)を測ったのかも知りたいです。あとこの取り組み何人でしたのかな? そんな情報もあるとうれしいです。
それから、ボーイスカウトのいいところは、中学生以上もメンバーとして関わり、いろいろな世代の人と関われることです。それぞれの活動報告も面白いけど、みんなを支えるサポーター役の人に注目して、活動の舞台裏じゃないけど、どんな人たちが活動しているのかインタビューしたりして、記事を書いてみるのもいいかもしれません。

地域事務局からの応援メッセージ【栃木県】
組ごとに活動をまとめてあって、それぞれの体験したことや感じたことが、 写真やグラフで、とても分かりやすい壁新聞になりましたね。 「CO2削減量」のところは、CO2の量ではなく物の重さかな? 物の原料から製作、廃棄までで考える「カーボンフットプリント」もあります。 これからも色々挑戦してください(^^♪

環境未来館こどもエコクラブのみなさんへ
師範から一言

4月から12月までの活動が順序よく並んでおり、さらにそれぞれの月の活動でも写真がたくさんはってあり、活動の多様さが一目で分かります。さらに、折り紙の昆虫の飾りも可愛らしくレイアウトがキレイなので、とても目を引く壁新聞になりました。
壁新聞の作り方法もよく考えつきましたね。それぞれの月の活動について一人ずつ担当して記事を書いて、最後に1枚の壁新聞にまとめる方法を取ったように見受けます。学校のようにいつも会える仲間で作るのとはちがって、決められた日程で集まる仲間でできている地域クラブだと、なかなか壁新聞作る作業も作るのが大変ですので、この方法は賢くいい方法の一つです。壁新聞を作ると、毎月の活動の振り返りの機会になり、次の年の活動予定を考えるのにも大切な作業だと思います。
環境未来館子どもエコクラブの活動で、子供達はたくさんの生き物に出会い、たくさんの発見をしていますね。そして、工作など自分で作ってみる体験もたくさんあり、私もぜひやってみたいなあ、真似したいなあ、というものもあります。11月の「災害時を想定したポリ袋調理」は、どんな方法で料理したのかなあ。災害時に親子丼やポテトサラダ、味噌汁、それにデザートに水ようかんまであるので、とても豪華な食事ですよね。被災しているもしくは避難しているなか、こんな料理が作れるポリ袋調理ってどんな方法なのかな。とても気になりました。

とっておきのゴシドウ

一年間の活動全部の報告でもいいけど、その中で一つ特集記事とかにして環境未来館こどもエコクラブ「一押し活動」として紹介する方法も考えてみてください。
個人的には、今回の新聞からだと、ポリ袋調理の他にも、同じ11月の活動で、大学農学部付属部の牛舎に行った時のこともくわしく知りたいなあ、と思いました。なぜ、宇都宮市の学校で牛舎があるのか、牛は何を食べて育っているのか、 育てられた牛は最後どうなるのか、高校生のみなさんはどんな想いで牛を世話しているのかなど、この記事からだけではわからない質問がどんどん湧いてきます。なかなか自分の地域内に牛舎のある人は少ないと思うので、ぜひ他の地域のお友達に詳しく教えて下さい。

地域事務局からの応援メッセージ【栃木県】
年間のイベントが、きちんとまとめられていてスゴイ! たくさんの自然や生き物とのふれあいが、とても楽しかったことが、 写真と吹き出しからあふれていますね(^^♪

真岡児童館やさしクラブのみなさんへ
師範から一言

真岡児童館やさしクラブのコメントを以前も何度か書いてきましたが、まずは、クラブの多様な活動を継続して行なっていることに拍手を送ります。なんと、児童館ショップのエコ商品販売による寄付金が100万円に届きそうですね。子どもたちのがんばりもすごいですが、裏方として動いておられるサポーターさんにエールを送りたいです。
また、このクラブのすごいところは、いつも海外との繋がり、交流があるところです。そして、今回の壁新聞は、海外の人に日本の環境活動の良さを見つけてもらう設定ですね。まずは、日本人である自分たちで日本の良いところを考え、その後ペルー、ブラジルのお母さんたちの意見を聞いているところも興味を惹かれます。とりわけ、まとめにあるように「日本の当たり前」が外国人から見ると「すばらしい」ことである、そのことを気づくこと自体がとても良い経験になっています。とりわけ、「トイレがキレイ」とか「水道水」が安全、というのは日本が自慢して良い部分たど私も思います。
そして、日本のエコ活動のすばらしさを外国に知ってもらいたい、そういう気持ちも大切だなあと思います。私もいくつかの外国に何年か住んだことがありますが、外国の人は、まだまだ日本のことを知らない人が多いです。これからも、この壁新聞のように日本の良さを海外に伝えられるような活動もぜひ続けて行なってください。

とっておきのゴシドウ

来年も引き続き、ぜひ「テーマ」を決めて、みんなの活動を壁新聞で紹介して下さい。テーマが変われば、同じ活動でも伝えたいこと、伝わることが変わってきます。ぜひ、次回も違う視点で壁新聞を作ってほしいです。そして、真岡児童館やさしクラブの一番の武器は、身近なところに外国人の仲間がおり、お互いに交流できていることです。海外の人も巻き込んで「ワンチーム」で環境活動を広げていけるクラブはまだまだ少ないと思います。全国の子どもエコクラブのリーダー格として、長年言われ続けている「Act Locally, Think Globally」の環境活動をこれからもどんどん広げてください。そして近年国連で決められた世界共通の17の目標であるSDGs(Sustanable Development Goals)の視点を持ってこれからも子どもエコクラブ活動頑張ってください。今後も期待しています。

地域事務局からの応援メッセージ【栃木県】
日本から世界の人たちに「エコの輪」を広げていこうとする、 皆さんの「ワンチーム」の気持ちが伝わってきました(^^♪
「気づけること」は、色々な場面でとても重要なことです。 これからも、その気づきを大切に活動してください、期待しています!

西澤師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
軍団オー 色付き(えいえいおーなし).jpgのサムネイル画像

栃木県 その2

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