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【2019 壁新聞道場!】たのもーーーう!青森県 その1

2019.06.05 掲載

青森県は5枚の応募があったよ!その中から2枚をご紹介。
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!

青森県 その2 その3

弘前市「HEP21エコクラブ」
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青森市「おおぼし保育園エコフレンド」
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HEP21エコクラブのみなさんへ
師範から一言!

HEP21エコクラブのみなさん、こんにちは!
毎年、送れらて来る「わたしたちとだんぶり池の仲間たち」の壁新聞は、とってもすばらしい、そしてきめ細かく活動を紹介しています。こんなすばらしい壁新聞をつくれるのは、一つには4歳から中学3年生までの14人の力のあるメンバーと10人のサポーターからなる強力な団結力のあるエコクラブであるからでしょう。

それにしても見ごたえのある、読み応えのある壁新聞です。新聞の周囲には、毎日測定したpHと伝導度のデータがあります。毎日ですよ!ビックリしました。どのような体制で、誰が、多分、分担を決めて誰かに負担が掛からないように順番で測定したのでしょうね。
それにこんなに毎日、雨は降りませんので、だんぶり池の水をサンプルにしたのかとも思いますが・・・いずれにしても、測定した時の天気の情報、雨、曇、晴なども書くと良いと思います。

それに台風前後の雨、雪のpH、伝導度の測定や弘前城堀水のpH、伝導度の測定などもあり、HEP21エコクラブの活動の主体は、pHと伝導度の測定かと思うとちがう!だんぶり池の仲間たちと言うことで、だんぶり=トンボをはじめとして、アカハライモリ、ホタル、カナヘビなどの生き物の話、さらにエコクッキングや夏休みの自由研究としてまとめたことなどいろいろな活動を記事にしてまとめてくれました。

弘前城堀水調査も、大変注意深くサンプリングと測定を行っていることがよく分かります。せんぱいたちから水のサンプリングの仕方から、測定するやり方まで、しっかりと注意することを教えてもらっているのでしょう。30年前のデータと最近5年間のデータをグラフ化するととてもおもしろい結果が出ていますね。

数字を並べただけでは、気が付かない、見つけにくいことが、グラフにすると発見ができます。グラフにしてみようと気が付いたことも大変すばらしいです。


みんなで調べたことを夏休みの自由研究としてまとめて発表したようですが、とても良いと思います。自分たちの調べたことを他の人たちに見てもらうことにより、さらにいろいろな意見、考えが出てくるでしょう。それにみんなの活動のすばらしさも知ってもらうことができ、みんなの力が高く評価されることにもつながります。

14人のメンバーのうち7人がそれぞれの活動を1枚ずつにまとめて書いてくれました。これも大変おもしろく読みました。たくさんの生き物にふれあえてよかった。水晶を発見したことがうれしかった。ホタルはきれいです。でもアメリカ人に見せたら、それほど感激しなかったのは予想外でした。トンボの写真がきれいに撮れた。しっぽが2本に分かれたカナヘビを見つけた。ビックリ!めずらしいトンボを捕まえることができた。エコクッキングの機会もあったようで、自分が作ったのは、やはりおいしいですよね。弘前城堀水調査で結果が去年とちがっていて、どうしてだろう?原因は何だろうと疑問に思ったことは、すばらしい!自分なりの原因を考えて、他の人と議論してみると良いと思います。だんぶり池の仲間たちカレンダーを作るに当たって、イラストを募集しているそうですね。どんなイラストが応募されてくるか楽しみですね。

感想の中にも書いてありますが、この壁新聞をつくるにあたり、みんながそれぞれ自分の工夫や力を出して、全員の共同作品として新聞ができているようで、本当にすばらしいできばえでした。

HEP21エコクラブとだんぶり池とは切っても切れない関係ですので、これからもこの壁新聞にあるような活動は続けてください。それとともに、次はまた一つ、何か新しい見方や考え方、行動を加えられると、すばらしさが倍増すると思います。次回の壁新聞は、どんな内容で、どんなできばえの新聞が届くのか?とても楽しみです。

とっておきのゴシドウ★

台風前後でのpHや伝導度の違いを、台風24号と25号でなぜ違うのか、考え、検討してくれました。風の向きとごみや海塩の流入かなと考えて見ました。良いところに目を付けましたね。
それに冬と夏のpHの違いにも関心が向きましたね。雨のpHを測ると、雨には二酸化炭素が溶けますのでpHは5.6位になるでしょう。大陸からのごみや黄砂などが飛んでくると黄砂にはアルカリ性の砂が、ごみには自動車排ガスや工場の排ガスに起因する酸性物質が入りますので、黄砂の場合は、pHは中性側に振れ、自動車の排ガスや工場の排ガスの場合は中性側から酸性側に振れるのではないでしょうか?
雪の場合はどうなるでしょうか?雪は固体ですので二酸化炭素は溶けませんので、基本的には雪を融かすと中性だと思います。但し、雪の表面に自動車排ガスや工場の排ガスが付着すると酸性になるでしょう。逆に黄砂が付着するとアルカリ性になると思います。そんなことを考えて、予測してみて、観測を続けるとおもしろいのではないでしょうか?

どうしてpHは30年前と同じように2016年は低くなったのか?伝導度も場所によって大きなちがいが出ていますが、結果を考える時は、その時の状況をよく理解して考えないと、何年前の結果はどうしてかを考えるのは、難しいと思います。・・・・だろうと考えるのは、どうにでも考えることができますが・・・・
と言うことで次回に測定結果が出たときに、前回と同じか?違う場合はどうしてか?をその場で考えるのが良いと思います。みんなで意見を出し合って考えるのが良いと思います。考えた結果をサポーターに相談するとか、水のことにくわしい専門家に相談するなりをしたらどうでしょうか?

最後にまたHEP21エコクラブについて、言いますが、自分たちなりにデータを考察して、原因はこうではないかと考えています。とってもすばらしいです。正しいか、誤っているかは問題ではありません。自分なりに結果を考察することが、実験や観察、研究の基本です。これが出来ているHEP21エコクラブのみなさんは、もう何も言うことはないくらい、立派なエコクラブです。



おおぼし保育園エコフレンドのみなさんへ
師範から一言!

おおぼし保育園エコフレンドのみんな、こんにちは!
みんながやっているエコ活動をまとめて壁新聞にしてくれました。
この新聞をみて、みんなが楽しそうに、えがおでやっているのを見て、とってもすばらしいなーと感心しました。どうやったら楽しくなるかな、と保育園の先生方が考えてくれたのですね。

ペットボトルのキャップ集めは、病気の治療を受けられないこども達をすくいましょうと言うことでキャップ集めをいろいろなところでやっています。おおぼし保育園でもワクチン13人分を集め、提供できたようですね。すごい!すごい!もう一つ保育園で考えたことは、ワクチンとして社会に貢献することだけでなく、こども達のおもちゃを作るようにしたことがすばらしいです。自分たちが遊べるおもちゃを作ります!と先生が言うとこども達も一生懸命にがんばってキャップ集めをするでしょう。

エコ活動って楽しくなければ長続きしないですよね。その意味でキャップでおもちゃを作り、自分たちで遊ぶようにしたのは、先生方のクリーンヒットですよ。写真に出ているおもちゃはどうやって遊ぶのでしょうか?ごめんなさい。私はやったことがないので、どうやって遊ぶのか分かりませんでした。でもこども達は楽しそうに、真剣にやっているようすが分かります。

福島ひまわり里親プロジェクトは私もやっています。一粒の種からひまわりの花が咲いて、実を結ぶと、とってもたくさんの種が取れますのでうれしいですよね。こども達もみんなで力を合わせて鉢に種を植えました。時々水をあげて、早く大きくなーれと面倒を見たのでしょう。ひまわりの花がとってもたくさん咲いている写真を見ました。こども達はVサインを出していたり、このくらい大きい花だよと言っている子もいるようですね。ひまわりの高さはこども達の高さと同じくらいですかね。花が枯れたら種を取ります。みんなで手分けして種取りをしたのでしょう。1粒からどのくらいの種がとれたのかな?また、来年もやりたいですよね。

ミルク缶から楽器のたいこを作っているのを見てすばらしいなーと感心しました。私は初めて見ました。ミルク缶も使い終わったら捨てるのではなく、リサイクルして別の物に変える、それが“たいこ”とはビックリしました。これもこども達が使う楽器に変身したので、とってもすばらしいです。これは保育園の音楽会で使うのだと思いますので、保護者の方に紹介するのでしょう。園児たちが作った楽器です!と紹介するのだと思います。

壁新聞にこども達が書いた顔や人がありました。文章は無理でしょうから、少しでもこども達も新聞作成に参加したことが分かります。良いですねー!新聞の周囲に貼ってあるお菓子やキャラクターの写真は、どういうことでしょう。ごみ拾いで集めたごみを写真にとって貼り付けたものもあるのかな?こんなに小さい絵や写真はどうやって準備したのでしょうかね?

また、次回、こども達の楽しそうな場面を壁新聞にして送ってください。楽しみにしています。
 

とっておきのゴシドウ★

ごみ拾い活動もやったのですね。こんなところにもごみが落ちているよ!と言う写真をみてもどこかな?とちょっとわかりませんでしたが、こどもの目線では大人も気が付かいない所を発見することもあるでしょう。道路を歩く時は、車に気をつけましょう。写真では保育園の大人の方が写っていませんが、一緒にいると思います。こどもは夢中になると周りのことに気が付かないこともあるのでしょう。周りを良くみるように、そして走らないなど保育園の先生方は、十分注意をしているでしょうが、ぜひとも事故を起こさないように注意してください。ごみの種類は、どんなごみが多かったですか?都会では、やっぱりたばこの吸い殻が多いようです。昔はもっと多かったと思いますが、最近はたばこを吸わない人も増えているようで、少なくなっていますが、それでもたばこのごみが多いようです。

こども達はてぶくろやごみをつまむ道具を持っていませんが、大丈夫でしょうか?保育園のこどもたちがごみ拾いをしているところを大人が見ると、ごみを捨ててはいけないなーと気がついてくれると思いますので、とっても良い活動だと思います。

岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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青森県 その2 その3

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