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【壁新聞道場!】たのもーーーう!青森県 その③

2017.06.28 掲載

青森県は9枚の応募があったよ!その中から下長中エコクラブさんの5枚をご紹介。
今週は品川師範です。よろしくお願いしまーす!

青森県 その① その② その④

八戸市「下長中エコクラブ」
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下長中エコクラブ①の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言

紙面のデザインはすっかり壁新聞になっています。「気付き」,「その理由」,「私たちのできること」と順に書いて,貯金箱の実例紹介もあります。紙面を四つに分けてストーリーを組み立てた工夫は優れていると思います。

また,回収出来ない紙は可燃ごみとして出すように注意をしたいとしていますが,併せて回収して資源化できる紙の種類を記載するともっと理解は深まったのではないでしょうか?絵入りで作れば,わかりやすいものができると思います。是非,挑戦して下さい。

とっておきのゴシドウ

四つのコラムに色違いの工夫がみられるのは,とても素敵なことです。雑紙で作った貯金箱のアイデアも紹介して,地域事務局もコメント絶賛する目を引くユニークな記事になりましたね。
また,4つのコラムのうち3つが縦書き,一つが横書きですので,回収できない紙の内容は,縦書きの箇条書きよりも横書きの表形式が見やすいように思いますがいかがでしょうか。横組みの表を作って見易さを比較してみてはいかがでしょう。もう一つは,せっかく小見出しをつけたのだから,小見出しの文字の大きさをそろえた方がきれいに見えます。

今回,師範のところにやってきた壁新聞は5枚で,小学校で取り組んでいる雑紙回収率向上のために下長中学の22名のメンバーが自分で興味を持った分野におけるリサイクルを取り上げてくれました。リサイクルの意味だけでなく,地球温暖化との関連があることにも言及してくれたのは素晴らしいことです。

下長中エコクラブ②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言

壁新聞紙面では上下二段に分割した大胆な構成で,内容も地球温暖化防止活動とリサイクル活動への協力を求めるもので,実にわかりやすい構成になっています。
特に上段の地球温暖化進行中では青森県におけるごみリサイクル率のランキングが,最も低く,47位であることを取り上げて,読者に注目するようにしています。ごみリサイクルの行動を始めて地球温暖化を止める(遅らせる)ために,下段の3Rを積極的に進めようとうったえています。

とっておきのゴシドウ

壁新聞上段の地球温暖化の事例を8つ説明していますが,人間が地球上に生活することには,困ることが沢山あるとしながら,この8つの順番は,並走して発生するのか,あるいはそれぞれが関係なく発生するのか残るのか,このままでは説明がありません。
8つの変化はやがて川の水が海に注ぐように,地球温暖化の変化はごくわずかで,変化が遅いけれど,着実に進んできています。3Rを丁寧に説明することは大切なことです。3Rへの理解がもっと深まれば,リサイクル活動が進展し,県民の理解も深まることが期待できます。

 

下長中エコクラブ③の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言

記事は小見出しをつけたものが三つ,特に青森県のリサイクルの現状を説明している記事が優れています。また,校内でアンケートを実施して,現在の学年別のリサイクルの理解度,雑紙のリサイクルについての量と割合を調べています。
この新聞は3人で担当したようですが,3人で考えた編集後記が記載されています。まだまだ雑紙リサイクル率を上げられるよう呼びかけていきたいという姿勢は素晴らしいことです。先生やおうちの人に手伝ってもらって,もっと先進的なことも考えて下さいね。

とっておきのゴシドウ

ちょっとわかりにくかったのは,「ユニバース」です。記事を読むと,地元のスーパーマーケットということがわかりました。これを防ぐには,「スーパーマーケット・ユニバースのエコ活動」という小見出しに変えるとすっきり理解ができるのではありませんか?ご検討下さい。でも,身近なスーパーマーケットに着目したというのはとても面白い発想ですね。

小さな表が3つ出てきますが,それぞれには表題がありません。文中に埋め込んでいるので,やはり表題があれば理解が早いと思います。一枚目は「リサイクルの理解度」,二つ目は「雑紙のリサイクル」,三つめは「リサイクルした雑紙の量」という表題になると思います。これですっきりしますね。
 

下長中エコクラブ④の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言

校内アンケート調査結果をうまく使って青森県のリサイクルの現状を調べています。壁新聞紙上でも意識の低さや実際に雑紙を集めている人が少ないと結論づけています。データの整理についても,アンケート調査のデータから簡単な棒グラフや表でまとめることに成功しています。収集時の注意などは本文に記載しているなど工夫は尽きませんね。最後にごみを減らす3Rとして,家庭でもごみの分別やマイバックの持参,生ごみの徹底した水切りなどを進めながら提言するなど中学二年とは思えないほどの将来への洞察力には優れたものがあります。

とっておきのゴシドウ

一つ目は壁新聞のタイトル文字が,書かれた記事は堂々としているのに,とても貧弱に見えます。しかも黄色で二行になっています。ここは枠一杯の大きな字で一行で書いてみませんか。二つ目は,壁新聞の名前を大きくすると,小見出しも大きくしないとバランスが悪いですね。これもいくつかデザインしたものを作り,小見出しの枠に入れてみると,一番優れた見出しはどれか,わかると思いますよ。


下長中エコクラブ⑤の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言

この壁新聞は,中学生4人が作りました。全国ランキングの長い表を見ながら,青森県のリサイクル率の低さと3Rなどの大切さを改めて感じました。なぜ,リサイクルをするのか,そこから考えさせてくれます。理由は①天然資源の枯渇,②地球温暖化の進行,③最終処分場の不足などの問題が発生するからリサイクルが必要だと教えてくれます。

初めに都道府県別の一人当たりのごみ排出量とリサイクル率を調べています。一日当たりのごみ排出量は,1046g,リサイクル率は,15.5%で最下位でした。小学校から始まった中学校での雑紙リサイクルは,将来的にも期待できる活動となっています。

とっておきのゴシドウ

もともと青森県が県内の小学校に呼びかけている雑紙回収運動を中学校でも行いたいと思い,夏休みや冬休みに雑紙回収量の調査を継続しています。特に雑紙回収が少しずつでも増えるように呼びかけています。

青森県のごみ排出量は全国45位,リサイクル率は全国47位になっています。そこで青森県だけでなく,日本全体や世界でもっとリサイクルをもっとするようにしなくてはいけないと目標を立てることになりました。ワースト記録を探すためにすべての数値を壁新聞に掲載していますが,壁新聞に載せるにはワースト5程度でも青森県の割合が判ります。説明は簡単な方が理解しやすいものです。理解しやすい工夫を忘れずにがんばりましょう。

品川師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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青森県 その① その② その④

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