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【壁新聞道場!】たのもーーーう!大阪府 その②

2015.08.17 掲載

大阪府は7枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から1枚をご紹介。
今週は大竹師範です。よろしくお願いしまーす!

大阪府 その① その③

大阪市「せいわエコクラブ」
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せいわエコクラブさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

せいわエコクラブのみなさん、こんにちは!
みんなの1年間の活動がびっしり詰まったすばらしい新聞をありがとう!

かべ新聞の真ん中に、びわ湖と大阪湾、それを結んでいる淀川、みんなの学校、有機栽培見学や大阪湾の生き物調査の場所も描かれていて、みんなの活動の広がりと位置がよくわかりました。その周りをみんなの活動を示す写真や解説が取り囲んでいます。みんなでだいじに守っている感じが現れていますよ。大阪の水は琵琶湖から来るのですね。そこでみんなが水を守る活動を続けているわけがわかりました。

琵琶湖の水を守るために、まわりの森を守ることを15年も前から続けているそうですが、みんなはまだ生まれていない頃からですね。森を育て、守ることは時間がかかります。だから、いま、間ばつをして元気になった森はみんなが大人になったころ、みんなの子どもが琵琶湖に来るころにきれいな水を琵琶湖に流してくれていると思います。水は冷たかったそうですが、アユも見られてよかったね。みんなのかんばつ活動を、全国子供フォトコミュニケーションで発表しました。他の代表の発表を見て「すごい!」と感じたのですね。よそでも、同じような仲間が活動していることを知る機会があって、はげみになったことでしょう。

自然観察も楽しみですね。大阪湾の生き物一斉調査は、何か決めて(今回は巻貝)調べるのですか?それにしても、海の生き物の図はうまくかけています。2月の野鳥観察園では、どんな鳥が見られましたか?大阪南港野鳥園が閉鎖されるので復活して、と書かれています。大阪市はお金がなくて、やめてしまうのかな。続けられるといいですけど。

ソラダスによる二酸化ちっ素の測定結果にとてもきょうみを感じました。みんなの学校のまわりは自動車の通行が少ないですか?環境基準を超えた「天王寺区上本町」は、にぎやかで車も多い場所でしょう。二酸化ちっ素は自動車の排ガスから出るので、なるべく車にたよらないで自転車で移動するという考えは、立派です。運動にもなるし、一石二鳥といえるかな。

その他のみんなの活動でも、感心したことがたくさんあります。ごみひろい、区民まつりでごみの分別をてつだい、廃油からキャンドルを作るなどなど。ゴミの分別結果を“資源化率”で評価しています。こうすれば、来年もくらべられますね。キャンドルつくりも、楽しんでやっていることがいいです。他にも、有機栽培見学、みそ造り体験、フードマイレージの勉強をしました。どれもみじかな生活に結びついています。フードマイレージの金がく比較で1970年代が540円、現代が1380円となっていますが、どのように数字の計算をしたか、分かりませんでした。食べ物の産地から消費者までの輸送に使われるエネルギーを比べるので、数値で表すのはむずかしいかもしれません。

この新聞は6年生のみんなが作ってくれたようですが、活動は幼稚園生から高校生まではば広いメンバーで行っているのですね。先輩に教えてもらったり、後輩を指導したり、お父さん・お母さんも参加するすてきなグループです。中学生になっても続けてくれますね。
みんなの後輩たちが、かべ新聞を引き継いでくれることを期待しています。

サポーターの方へのとっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・

いろんな活動を年間計画に織り込んで活動されています。活動の内容もバラエティに富んでおり、環境問題を子どもたちが理解できるようになっていると思いました。20年の活動歴があり、子どもたちの世代間のつながりも感じられ、素晴らしいと思います

間伐活動、野鳥や海の生物の観察などを通じて、自然の大切さを体感しているようすがわかります。活動に際しての安全への配慮もなされています。重要な点と考えます。南港の野鳥観察園の廃止は残念ですね。別の方法で存続されるといいですね。

みそづくり、クリスマスリースつくり、廃油キャンドルの手作りのプログラムも、体験が後まで記憶されるので、効果が大きいと思います。

こ の新聞では、温暖化に直接ふれた部分はありませんでした。フードマイレージで環境負荷としてCO2排出が空気の汚れと生物への影響が書かれています。温室 効果ガスと気候変動について、何かプログラムを加えていただくと良いと思います。(たぶん、やっていらっしゃると推測していますが)フードマイレージの金 額計算の根拠が分かりませんでした。

そのほか、ゴミ拾い、ゴミの分別を通じて社会への奉仕、問題点を考える機会になっていると思います。

卒業した子どもたちが、活動に参加してくれるという事は、活動が楽しかったからにちがいありません。せいわエコクラブの活動がますます盛んになって、琵琶湖の水だけではなく、私たちの環境が守られることにつながることを期待します。

 

 

大竹師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

エコまるjumping.bmpのサムネール画像

大阪府 その① その③

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