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【壁新聞道場!】たのもーーーう!茨城県 その⑤

2014.12.05 掲載

茨城県は22枚ものかべ新聞の応募があったよ!今回はその中から龍ヶ崎市環境楽習講座さんの2枚をご紹介!
今週は久松師範です。よろしくお願いしまーす!

茨城県(逆川こどもエコクラブさん) その① その② その③

茨城県④(龍ヶ崎市環境楽習講座さん)

茨城県その⑥(八溝自然たんけんたいさん)

水戸市「かみおおのアースレンジャー」


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 ☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆

 

かみおおのアースレンジャー①の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─

ハクセキレイの子育てを、クラス全員でやさしく見守り、そしてくわしく観察していった様子が手に取るように分かりました。今まで知らなかったことが、たくさん発見できましたね。

上大野小学校の職員室前のプランターに、鳥が巣をつくるなんてびっくりしました。おそらく、「小学校の周辺は緑がたくさんある自然豊かな学校なんだなあ」と想像しました。

みんなで毎日観察したことで、いろいろなことが分かりました。毎日1個ずつ卵を産むけど、ふ化日をそろえるために卵を温め始める時期は同じであることに気付くなど、やさしくセキレイを見守らないと発見できないことですね。

この観察を通して、生きものをやさしく見守る心が育ったと感じました。

とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・

親鳥がヒナ鳥を育てる様子からも、いろいろなことを学びました。ヒナ鳥に危険がせまったときや、えさの与え方など行動は、まるで人間の親が子を育てるような姿で、子供たちも心を奪われたのではないでしょうか。

1枚のかべ新聞に、ハクセキレイの子育ての様子がまとめられていますが、この新聞を作成するまでには、子供たちのたくさんの記録や感想があったことと思います。それらをすべて見られないのは残念ですが、「親鳥が『ジジ』と鳴くと、ひなが『チチ』と鳴きます」というような感想がかけるようになった3年生の姿に心打たれました。

これからも、いろいろな生きものを観察していってほしいものです。

 

かみおおのアースレンジャー②の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─

5年生の理科では、植物の成長に何が必要かを、いろいろな実験を通して学びますね。それを応用してイネでも実験してみました。5年生らしい課題の見つけ方に感心しました。

まず初めの実験では、土の種類を変えてみました。5種類の土では、田んぼの土が一番育ったのですね。やはり、農家の人たちが毎年イネを育てている土は、イネにとってもいい土なのですね。理科のインゲンマメの実験で、肥料の有無と成長の仕方の実験は行ったでしょうか?赤玉土に、チッソ、リン酸、カリなどの肥料を与えるとどのようになるか、一度行ってみたい実験ですね。

土の量や、場所の違いによるイネの育ち方についても実験してみました。思った通りの結果が得られなかったようですが、それが実験ですね。イネを毎日観察したことで、植物をやさしく見守る心が育ったはずです。いい経験ができましたね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・

実験を行うとき、条件を統一することはとても大切なことです。今回の実験では、ちょっと工夫したほうが良い点がありますので、下記に示しました。

土の量を変えてイネを育てる実験では、一見、土の量だけに目を向けがちですが、ほかの条件も考慮する必要がありそうです。まず、土の中の養分(肥料)の点も考慮に入れるべきでしょう。“土あり”と“土なし”では養分の量が違ってしまいます。また、水耕栽培で野菜を育てると、地植え以上に収穫が上がるというような報告もあります。土の有無で成長の仕方をはかるのは難しいですね。場所によるイネの育ち方の違いも調べました。これも不確定な要素がありそうです。次回の実験では、工夫してみましょう。

作物を育て、何らかの収穫ができたときは、とてもうれしいですね。その気持ちを大切にしてあげているなと感じた新聞記事でした。

 

かみおおのアースレンジャー③の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━

空を飛ぶ植物の種に興味をもって、その仕組みを探りました。おもしろい点に、興味を持ちましたね。自分では動くことができない植物が分布を広げようとするとき、種を遠くまでどうやって運ぶかがカギとなります。飛ぶ工夫について、いくつも条件を変えて実験したこと、素晴らしいと思いました。

実験を行うと、いろいろな条件の違いがあるので、必ず誤差が生じてしまいます。それを補うために、それぞれ10回も実験を行って、その平均を求めました。実験の意味をよく理解していると感心しました。一つの実験を行うと、新たな疑問が生じたのでしょう。さらに次の実験を行うなど繰り返されたのも、かべ新聞を見てよく分かりました。

実験結果では、(1)~(4)で1枚羽の種の実験をしていましたが、(5)と(6)は複数羽の実験になりました。実験にも物語があると思います。前の実験と、次の実験がどのように関連になっているのか考えて、実験のシナリオをつくってみましょう。どうして実験を行うのか、その理由を記すことも大切ですね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・

生きものは、自分の子孫を残すために、さまざまな工夫をしています。自分の生育範囲を広げるために、風に乗って遠くまで運ばれるような種をつくる植物の戦略も、その一つですね。今回は、長い時間飛んでいることができるのは、どのような形であるかを調べました。遠くに種を飛ばすためには、時間のほかに、距離も重要になってきますね。次の課題も見えてきました。チャレンジしてみてください。

それから、実際に飛ぶ種子につい調べたことも、記してくれました。実験を行う前に、植物のことをよく知らねばなりませんね。とても大切なことといえるでしょう。いろいろな植物(形)の種を飛ばしてみた結果から、モデルをつくって試すようなことも、実験できそうですね。

ところで、実験計画の(1)~(6)の記載と、実験結果の(1)~(6)の内容にズレがありますね。まとめるときには、注意してください。

久松師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな!?お楽しみに! 

エコまるjumping.bmpのサムネール画像茨城県(逆川こどもエコクラブさん) その① その② その③

茨城県その④(龍ヶ崎市環境楽習講座さん)

茨城県その⑥(八溝自然たんけんたいさん)

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2013年度の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html

師範紹介その1 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111133.html
師範紹介その2 → 
http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111145.html