活動レポート

活動レポート

千波湖周辺の昆虫観察会

逆川こどもエコクラブ (茨城県)

活動日:

2018年08月12日

実施場所:

水戸市千波湖

参加メンバー&サポーター数:

83人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

毎年恒例の、千波湖周辺の昆虫観察会を行いました。夏休みということもあり、クラブメンバーは大学生から5歳まで、多数の参加がありました。
午後13時に千波湖の親水デッキで開会式。網と容器が渡され、南側の森に向けてスタートしました。

参加者のようす

南側の森は「少年の森」とよばれる小高い丘に、針葉樹、広葉樹が茂る、生物多様な森です。ここは、クスノキの大木、コナラ林、エノキ林に囲まれ、エノキを植樹とするオオムラサキやゴマダラチョウの生息地になっています。このため、冬の間、落ち葉とともにチョウの幼虫が越冬する環境も守りながら保全されています。早速、飛んできたのは、ゴマダラチョウではなく、アオスジアゲハ。きれいなブルーの筋の入ったアゲハチョウです。

感想・気づいたこと・考えたこと

更には、ゴマダラチョウではなく、外来種のアカホシゴマダラが飛来。とてもきれいなチョウなのですが、3年前まで確認されていなかった南方系のチョウです。1998年に神奈川県で最初に確認された東アジアのチョウですが、年々北上し、水戸市でも定着してしまったようです。この他、オニヤンマ、シオカラトンボ、アジアイトトンボ、ハグロトンボなどトンボ類が多数確認され、甲虫類ではコクワガタが数匹みることができました。こどもたちは、網を片手に、バッタやセミもゲット!夏休みの貴重な虫取り体験となりました。

その他

アカホシゴマダラは、「放蝶ゲリラ」と呼ばれる、マニアが海外から持ち込んで放したとのことです。生物多様な日本にとっては、あってはならないことです。採取された昆虫類は、専門のサポーターに交じって、帰省してきた、クラブOBの大学生も解説しました。大きくなっても、まだまだ逆川こどもエコクラブの一員です。

逆川こどもエコクラブさん、こんにちは。
たくさんの参加者、しかも5歳から大学生までと多様性(!?)の高い観察会でしたね。年齢(ねんれい)によって生き物をみる視点が違ったりするので、お互いによい刺激(しげき)になったことと思います。
また、いろいろな昆虫が見られて(しかも解説つきで!)良い一日でしたね。アカホシゴマダラがいるのは残念ですね。この3年で分布が広がったんですね。持ち込みがもたらす被害の悲惨(ひさん)さを、地道にできるだけ多くの人に伝える努力をこれからも一緒にがんばりましょう!
「生物学は観察に始まる。見るのではなく観察しなさい。」ということを大学時代によく言われました。確かにじっくりと行動を観察すると、チョウやトンボの行動の違いや変化に気づきます。そして、捕獲(ほかく)してしっかりみて、さわってみることも大事ですね。構造の比較(ひかく)や色のなりたち、体の固さの違いなど、いろいろなことを感じたり気づいたりできます。
OBの大学生が解説してくれたのもうれしいですね。頼もしい・すてきな先輩がいると、クラブのメンバーも元気になりますね。
これからもいろいろな活動に積極的に参加してください。そして、報告を送ってくださね。待ってます。
エコまる
逆川こどもエコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

165 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名逆川こどもエコクラブ
  • 所在地茨城県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

茨城県の水戸市を中心に、生物多様性に関する環境学習、耕作放棄地にホタルを再生させて保全する活動、地域ぐるみで地球温暖化防止の啓発と脱炭素に向かうアクションなど、積極的に参加する子供たちとサポーターが楽しく学びながら活動しています。大学生ユースから1歳児まで、持続可能でつながるSDGsを実践しています。

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧