活動レポート

活動レポート

『大空に向かって羽ばたけ!!鳥たちの旅立ちの時!』~ケガや病気で保護された野生のいきものたちを、リハビリのための施設から野生に帰す“放鳥式”に参加しよう!~

OMRCこどもエコクラブ (沖縄県)

活動日:

2013年02月24日

実施場所:

沖縄県 名護市

参加メンバー&サポーター数:

23人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

1.『傷病鳥獣保護ってなぁに?』…鳥たちを助けるために、活動している3団体の代表の方からお話を聞こう。
2.『大空へ向かって羽ばたけ!』…1年以上かけて飛べるようになった鳥たちを、みんなで野性に帰そう!
3.『まとめ』…鳥たちのために、私たちができることはなに?みんなで考えよう。

参加者のようす

 今回は、沖縄県の傷病鳥獣保護事業に参加している施設で、リハビリを終えた鳥たちが野生に帰る瞬間に立ち会いました。OMRCこどもエコクラブだけでなく、もとぶ元気村こどもエコクラブの皆さんとの合同で、総勢60名での大イベントです。こどもたちはもちろん大人たちも“傷病鳥獣”なんて言葉を聞くのははじめて。まずは沖縄県の職員の方、ケガした鳥の治療をしている獣医さん、リハビリをしているボランティアの方と、3名の先生から授業を受けました。しっかりお話を聞いて、“傷病鳥獣”とは、人間のせいでケガをしてしまった野生のいきものたちだということがわかりました。ケガをしてしまう理由もさまざま。交通事故、ガラスへの衝突、人間が捨てた釣り針や釣り糸に引っかかってしまったり、ゴミを飲み込んでしまったり・・・。放し飼いや、人間が捨てたイヌやネコに食べられてしまうこともあると聞いて、子供たちも驚いていました。獣医さんのもとに運ばれた動物たちのケガの写真はとても痛々しいものでしたが、みんな目をそらすことなく真剣なまなざしでみつめていました。リハビリを担当しているボランティアの方からは、リハビリをしても翼がなくなっていたり、目が見えなくなっていたりして二度と野生に帰れない鳥もいること。その鳥たちが寿命を迎えて死ぬまで、せめて楽に暮らせるようお世話をしていることを教えてもらいました。

感想・気づいたこと・考えたこと

 無事リハビリ生活を終えた鳥たちが私たちの掛け声の後、バタバタバタッと大きな羽音を立てて一斉に飛び出していく姿を見た時、大きな歓声が全員から上がりました。「頑張ってね!元気でね!」と、子供たちが一生懸命鳥たちに声援を送っているのを見て、私たちもとても感動しました。
 これまでの活動でも、人間のせいで傷つくいきものがたくさんいることを学んできましたが、実物を見ることで、こどもたちはより真剣に、自分たちができることは何なのかを考えられたようです。考えたことをお友達やおうちの方に伝えていけば、傷つくいきものは少しずつ減っていくのではないでしょうか。

その他

 来月でいよいよ最後の活動ですが、みんなで楽しい活動にしたいと思います!

「人間のせいで傷つく生き物がいる」実態を目の当たりにしただけでも大きな経験になったことでしょう。見えることを経験し見えないことにまで考えを広めていってくれると嬉しいですね。地球上での変化は見えないことの方が大きいのですから。今後も素晴らしい体験を積み重ねていって下さい。
エコまる
OMRCこどもエコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名OMRCこどもエコクラブ
  • 所在地沖縄県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

沖縄県内の小学生を対象に活動しています。
今年度は、『サンゴを守る草って、どんな草?』をテーマに、赤土流出の防止に活用されている植物を通して、サンゴを守る活動を行っていく予定です。

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