活動レポート

活動レポート

ホトケドジョウとスナヤツメの保護活動

逆川こどもエコクラブ (茨城県)

活動日:

2023年11月18日

実施場所:

水戸市逆川緑地

参加メンバー&サポーター数:

34人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう
  • SDGs:パートナーシップで目標を達成しよう

活動内容

逆川緑地アヤメ広場の木道工事の水抜きに伴うホトケドジョウとスナヤツメの保護活動を行いました。
逆川緑地のアヤメ広場の湿地帯は、古くから環境省レッドリスト絶滅危惧(EN)のホトケドジョウが生息しています。
7年前に調査した際に、同じくレッドリスト絶滅危惧(VU)のスナヤツメが確認されました。
今回、このアヤメ広場の木道工事が入るため、水が抜かれていくことになったことから、水戸市と協働して湿地帯の生き物を採取し、保護される湿地に移動する活動を行いました。

参加者のようす

湧き水で成り立っている湿地帯は泥深い場所が多く、かなりの足腰の運動になりました。メンバーは、普段の川や湖での学習ではないので、網さばきに苦労しました。2時間半粘った結果、大きなスナヤツメが1尾採取できた他、環境省レッドリスト絶滅危惧(VU)のミナミメダカも多数採取でき、水抜き区域内での生物捕獲と保護池へ移植することができました。

感想・気づいたこと・考えたこと

泥深い湿地での採取作業は2時間半で体力限界となったことから、ホトケドジョウの生息確認は、湿地帯の水抜き状況をみながら、元々生息していた地下水の湧き出し口付近を狙って採取することになり、年明け1月21日(日) 9時から行うことにしました。

その他

ホトケドジョウ:水温が低く流れの緩やかな河川や湿地、水田等に生息する魚。あまり底層には潜らず、単独で中層の水草の間を泳ぎ回ることが多い。食性は雑食。クラブがホタルを管理保全している3箇所の湿地で生息しています。スナヤツメ:湧水で成り立っている水田や水路、湿地帯に生息。春先に集団で産卵する行動がみられます。クラブのフィールドとなる茨城セブンの森に多数生息。

逆川こどもエコクラブのみんな、逆川緑地の報告ありがとう!
ホトケドジョウとスナヤツメの保護活動は、新たな取組ですね。逆川緑地の保全活動がすすむにつれて発見があり、それを守るために新たな取組を行うという、好循環サイクルが生まれていると思いました。
ふたつの種の採取作業は、大変だったようですね。それぞれが自然界の中でたくましく生きていることを感じ取ることができた作業でもあったと思います。寒くなってきたこの時期の行動を知る体験につながりました。この経験を、年明けの作業に生かしていってください。
アヤメ広場の木道は、どのように整備されるのでしょうか?人が生きものと温かく触れ合うことができるような場になるといいですね。整備後のモニタリングもしっかりお願いします。
次の報告も待っています。
エコまる
逆川こどもエコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名逆川こどもエコクラブ
  • 所在地茨城県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

茨城県の水戸市を中心に、生物多様性に関する環境学習、耕作放棄地にホタルを再生させて保全する活動、地域ぐるみで地球温暖化防止の啓発と脱炭素に向かうアクションなど、積極的に参加する子供たちとサポーターが楽しく学びながら活動しています。大学生ユースから1歳児まで、持続可能でつながるSDGsを実践しています。

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