活動レポート

活動レポート

本部富士を散策しよう

もとぶ元気村エコクラブ (沖縄県)

活動日:

2022年07月17日

実施場所:

もとぶ元気村、本部富士

参加メンバー&サポーター数:

16人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • 農業・栽培 農業・栽培
  • 葉・樹木 葉・樹木

SDGs:

  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

1.サツマイモ畑の草抜き
2.カルスト地形に詳しい本部町役所にお勤めの比嘉さんを講師にお招きして、本部富士散策を実施しました。

参加者のようす

 サツマイモ畑の草抜きでは、サツマイモの葉の特徴であるハート形を抜かないように気を付けて取り組む子どもたちの様子を見ることが出来ました。
 「カルスト」という言葉を初めて聞く子がほとんどで、子供たちにわかりやすいように講師の比嘉さんが実験を見せてくれました。酸性のサンポールを石灰石にかけると白い泡(二酸化炭素)がでる。つまり、酸性の雨が降ると溶けるということが分かりました。子供たちも興味津々でこの実験を見ていました。
 本部富士散策が始まる前は虫を取る気満々だった子どもたち。いつの間にか草花に注目して、行き道で比嘉先生から教えてもらった草木を帰る道中では自ら見つけ、「あれは○○だったね」と私たちスタッフに報告してくれました。

感想・気づいたこと・考えたこと

 サツマイモを植えてから2カ月が経過し、蔓が畑いっぱいに広がっていました。種芋よりも苗で植えた方が蔓の成長が速いことに気が付きました。
 本部富士に行く前に、見晴らしの良い親水公園で本部富士全体を観察しました。円錐丘にはそれぞれ地域で古くから使用されていたユニークな名前がついていることを教えてもらいました。例えば「タビウクイモー」は「旅する人を送る」という意味で、昔、貧しく出稼ぎにいく人々を送る為に火をたいていたことから名づけられました。
親水公園で今から自分たちがどこの山に登るか把握したうえで、いよいよ本部富士の遊歩道の散策スタート。まず最初に本部富士は「円錐カルスト」と呼ばれ、石灰石などの水に溶けやすい岩石が大雨などにより溶かされた地形であることを学びました。石灰石がある理由はサンゴ礁が隆起してできた地形であるからです。よって、アンモナイトなどの古代の海洋生物が地層から発見されているそうです。
 遊歩道散策では、トイレットペーパー代わりにされていたオオバギ、ロウソクの材料になったハゼの木、家具の材料として使用していたイスの木など昔の人々が自然と上手に共存していたことが分かりました。
また、6月に食べた野草も発見。新たに本部富士ではシークワーサーも発見できました。反対に食べると危険で代表的なクワズイモなども教えていただきました。

その他

10月に再度本部富士を訪れる予定です。夏と秋でどのように変化しているのか、また同じところはあるか調査していこうと思います。

もとぶ元気村 こどもエコクラブのみなさん、こんにちは。
今回の活動は畑仕事、地形の勉強、植物の観察ともりだくさんでしたね!
みなさんの地域には「円錐(えんすい)カルスト」という地形があるのですね。調べてみたところ、日本ではもとぶ町にしかない地形だそうです。そんなめずらしい地形を直接おとずれて、見ることができるみなさんがうらやましいです。ちなみにカルスト地形は他の地域にもありますが、「円錐カルスト」は他の地域のカルストとどこがちがうのかな?みなさんはどう思いますか。
富士への散策(さんさく)では色々な植物を観察することができました。昔の人は役に立つ植物や毒(どく)をもつ植物など、いろいろな植物の事をよく知っていたのですね。みなさんも散策の帰り道に自分たちで草木を見つけることができたとのこと。活動を通じて植物を見る目がやしなわれたのだと思います。すごいことですね^^
秋にまた本部富士をおとずれたら、その時の様子もぜひレポートしてください。サツマイモの収穫(しゅうかく)も楽しみですね。これからも楽しく活動を続けていってください。
エコまる
もとぶ元気村エコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名もとぶ元気村エコクラブ
  • 所在地沖縄県
  • クラブの種類その他

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