活動レポート

活動レポート

ストランドビーストの世界

こどもnhkたんけんたい (福岡県)

活動日:

2021年07月03日

実施場所:

熊本現代美術館

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • 分野その他 分野その他

SDGs:

  • SDGs:質の高い教育をみんなに
  • SDGs:住み続けられるまちづくりを
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

 風を食べ砂浜に生きる生命体群に会いに行ってきました。
 会場に展示された、巨大な作品群はどれも、黄色い塩ビ管で形作られた骨格がまるで恐竜の化石のようです。しかもそれらは、風をエネルギーとして自立歩行をする、まさに生命体ともいえる作品群です。
 メンバーたちも展示された作品群に興味津々です。巨大な生き物と信じ始めています。
 そして、リ・アニメーションという屋内で実際にストランドビーストが動くデモンストレーションが行われると、メンバーの興奮も最高潮。
 改めて生命の不思議、生命の進化について考えてしまう空間でした。

参加者のようす

 最初、メンバーたちはそれがただの造形物と思ったようです。自由気ままに触ろうとしていました。
 まるで恐竜の化石展でも見てるかのような感じでした。
 しかし、リ・アニメーションが始まると様子は一遍。さっきまでは死んだふりをして油断させてたに違いないと思っているようで、まるで自分の意思でもって行動しているかのような有機的で動物的な動きにとても興奮しているようでした。

感想・気づいたこと・考えたこと

 風を受けて動く様子は有機的で美しく、硬質プラスチックでできている構造物とはとても思えません。
 ストランドビーストはテオ・ヤンセンが生み出した黄色い塩ビ管の骨格を持つ生命体です。
 風をエネルギー源として、歩行や方向転換、危険察知などの機能を備えた自動歩行できる作品群は、オランダの海面上昇問題に立ち向かう生命の躍動を表しているようです。
 本当に美しい動きをします。まるでムツゴロウの求愛行動の背ビレのように動くヒレ状の帆、まるでカゲロウのヤゴのエラのように規則正しく波打つ補助足、まるで情報交換をするバクのようにかわいらしく動き回る顔(尻尾)のような造詣。
 細かく見るとどれもこれも塩ビ管で作られた工作物にもかかわらず、全体として本当に生きているような動きを見せる作品群にびっくりしました。
 映像ではスフェベニンゲンの砂浜を、風を受けて自由にまるで意思を持って行動しているかのように動く作品群を見ることができます。
 ついつい生物の進化について考えてしまう作品だと思いました。

その他

 メンバーたちがこれらの作品のすばらしさを感じられるようになるころ、またストランドビーストたちにあえたら良いなと思いました。

こどもnhkたんけんたいのみなさんへ
熊本美術館の「テオ・ヤンセン展」をみんなで見に行ったのですね!私もまだ映像(えいぞう)でしかみたことがないのですが、最初は本当に度肝(どぎも)を抜(ぬ)かれました。そしてずっと見ていたくなる不思議な魅力(みりょく)がありますよね。
これらの作品は、本当に命のあり方が描かれていると思います。原始的(げんしてき)な生命というのは、物質(ぶっしつ)との境(さかい)もあやふやです。そうした原始的なエネルギーとともに、未来の創造物(そうぞうぶつ)を感じさせるこの展示はこどもたちにとっても本当にすばらしい体験になったことだと思います。
エコまる
こどもnhkたんけんたいのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名こどもnhkたんけんたい
  • 所在地福岡県
  • クラブの種類家族親戚

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