活動レポート

活動レポート

さなぎから蝶になったキアゲハの観察

けいちゃん たんけんたい (滋賀県)

活動日:

2021年04月09日

実施場所:

滋賀県大津市

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

昨年12月初旬、自宅の庭のニンジン畑でキアゲハの幼虫を見つけ、家のリビングの棚の上で飼っていました。12月中旬、幼虫はさなぎになり、今年4月9日の夕方に蝶になりました。そこで蝶になってから飛び立つまでを観察しました。

参加者のようす

・夕方、メンバーがリビングの棚の上に蝶を発見しました。「うわ、棚の上におっきいちょうちょがいる!何でこんなところにがいるん。」と聞いてきました。サポーターがさなぎを指さし、「出たわ。さなぎのここに穴があいてる・・・。」「ほんまや・・・。出た・・・。これは描かないと!」と言ってスケッチを始めました。「げ、難しい。かけない。」
・翌日、逃がしてやるために蝶を連れて外へ行くと、蝶は羽ばたいて自宅駐車場の屋根の上に飛んでいき、そこでじっとしていました。「大丈夫やろか。」メンバーは昼だけでなく夜も懐中電灯を持って、父親に肩車をしてもらい、何度も蝶を見にいっていました。
・その次の日、蝶は駐車場の屋根からいなくなっていました。「ちょうちょ、どっか行ったみたい。」と言っていました。
・その後、「にんじんを植えたい。キアゲハのために。」と言い出しました。

感想・気づいたこと・考えたこと

・メンバーは、本を読んで、さなぎは蝶になると知っていましたが、実際に見たのは初めてだったのでびっくりしていました。去年の9月ごろ、ナミアゲハの幼虫を育てていたとき、さなぎから寄生バチが出てきたのでがっくりしていましたが、今回は無事蝶が出てきて大喜びでした。スケッチでは、いつも描いている植物と違って、蝶は複雑で描きにくかったようで苦戦していました。
・気温が低いからか、蝶は少し羽ばたくもののほとんど動かなかったので、ちゃんと飛べるのか心配になって何度も見に行っていましたが、翌日朝にはいなくなっていたので、飛び立ったんだなと思ったみたいです。
・秋にさなぎになるとさなぎのまま越冬すると本に書いてありましたが、なんとなくうちのさなぎはだめそうと思っていました。その理由は幼虫が12月にさなぎになったからと、さなぎの色が所々黒くなっていておかしかったからと、冬の間リビングで、飼育容器を開け放しにしてさなぎを放置していたからですが、実際のキアゲハはもっとたくましかったようです。家族みんなで驚きました。
・メンバーはさなぎから蝶が出てきて面白かったようなので、また機会があれば観察してみたいです。

けいちゃん たんけんたいのみんな、羽化の報告ありがとう!
キアゲハが羽化している様子は観察できませんでしたが、羽化直後の成虫を見ることができたのは、貴重(きちょう)な体験でしたね。羽化直後は羽がまだ固まっていないので、飛ぶことができません。羽化直後のわずかな時間に、成虫を間近に観察することができまたのは、本当にラッキーでした^^
スケッチをするのは難(むずか)しかったようですが、チョウの神秘的(しんぴてき)なすがたを再認識(さいにんしき)するきっかけになったと思います。
昆虫(こんちゅう)の成長は早いので、産卵(さんらん)してから羽化するまで、観察することができます。特に、さなぎから成虫に羽化する様子は感動的ですね。一方で、寄生蜂(きせいばち)が羽化するときもあり、自然の仕組みをシビアに観察することもできます。昆虫は身近にいるものですが、その生きざまからたくさんのことが学べると思います。これからも、いろんな虫を観察してほしいと思いました。次の報告も待っています。
エコまる
けいちゃん たんけんたいのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名けいちゃん たんけんたい
  • 所在地滋賀県
  • クラブの種類家族親戚

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