お知らせ

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近畿の元気なクラブがハイブリッド(オンライン&対面)で集まったよ!大阪ATCこどもエコクラブ交流会!

2021.12.08 掲載

~こどもエコクラブの活動をお互いにアピール♪世界に届くクラブのメッセージをつくったよ~ecoact_bg透過.pngのサムネイル画像

こどもエコクラブはコロナに負けずに各クラブが自分たちにできる活動を日頃から続けています。このたび、毎年開催している「大阪ATCこどもエコクラブ交流会」を対面とオンライン両方のハイブリッド方式で企画・開催しました。主催者である大阪府、おおさかATCグリーンエコプラザ、こどもエコクラブ全国事務局にとって初めてのハイブリッド方式となり、クラブ同士の交流をどうするのかなどクラブのサポーターさんとも相談しながら実施しました。

今回の設備上の課題は、複数のカメラの切り替えとスムーズな進行ができる環境を整備することでした。昨年度と同様に各参加クラブと事前テストを行い、映像はもちろん、音響、マイクの使用方法など一つずつチェックしました。各クラブは限られた時間内で発表し、質問に回答をするときは、メンバー全員で話し合った内容を代表者がまとめて話します。各クラブのサポーターさんには現地のファシリテートにご尽力をいただきました。

当日は大阪府内のこどもエコクラブのほか、滋賀県のクラブとあわせて6つのクラブが会場と現地から参加しました。残念ながら当日都合がつかなかったクラブも、あらかじめ撮影した動画で参加してくれました。

第一部の活動報告・交流セッションでは、それぞれのクラブが日頃の活動を壁新聞やパワーポイント等にまとめて発表し、他クラブから質問をうけました。第二部は参加クラブのメンバー全員で全体セッションを行いました。最後に、各主催者からコメントをいただきました。

開会のあいさつ

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まずは、主催者を代表して大阪府エネルギー政策課の定課長補佐から「日頃の活動や勉強の結果を発表し、意見交換していただくことでたくさん交流し、今後の活動の参考にしてください。」とご挨拶をいただきました。

本交流会をサポートしてくれるAll Japan Youth Eco-club(こどもエコクラブのOB・OG)のあーちゃんとしーちゃんが司会進行してくれました。
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第一部 活動報告セッション!

それぞれ自分たちの活動について、5分以内で発表し、3分の質疑応答の時間をもちました。他の地域事務局や近隣のクラブなど関係者の皆さんにも各クラブの取り組みを聞いていただきました。しっかりと落ち着いて発表するクラブの様子に大人たちもじっくりと耳を傾けました。

【高槻市立第六中学校・自然観察同好会(大阪府高槻市)】
琵琶湖と大阪湾の真ん中に位置する高槻に流れる河川や校・学校を中心に、水質調査や生物調査を行っています。外来種の駆除や竹林の定期的な伐採などの環境保全活動・ごみ回収・清掃活動も行っています。今後は看板を作成して設置する予定です。
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【せいわエコクラブ(大阪府大阪市)】
淀川の水を守るために琵琶湖の近くの馬ケ瀬で間伐などの森林保全活動をおこなっています。さらに淀川の水質調査(COD調査キットをつかって実施)、二酸化窒素の測定(ソラダス)に青森県、沖縄県のクラブと一緒に活動しています。
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【ガールスカウト大阪府第21団(大阪府吹田市)】
「私たちの暮らしの中で排出する二酸化炭素と木の力」をテーマに活動しています。昨年の全国一斉活動「葉っぱラッパース探偵団」のワークブックを使い、近隣の樹木の幹回りを測って一人ひとりが排出する二酸化炭素を吸収するのに何本の木が必要なのかを計算して、自分たちにできることを考えました。
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【大阪市立旭陽中学校 自然科学部(大阪府大阪市)】
野菜(いちご、ピーマン・ゴーヤ・きゅうり、じゃがいも、たまねぎ、トマト)の栽培、セミの抜け殻調査、生きもの飼育(金魚・メダカ(カワニナ・カメ)、城北ワンドで探検やイタセンネットの活動、地引網などの活動、その他、地域の環境保全活動を行っています。
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【志津わんぱくSMT(滋賀県草津市)】
志津わんぱくSMTの活動はいつも一枚の手紙から始まり、地域の謎を探しながら、地域の宝物を探検し、竹林・自然のミステリーを解き明かす活動を行っています。今回は「伯母(おば)川ミステリー(大蛇をさがせ)」!伯母川での魚釣りで見つけた筋エビ、アメリカザリガニの観察を通し、伯母川の由来を教えてもらいました。
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【すいた体験活動クラブ青山台小学校(大阪府吹田市)】
校内に田んぼを掘り、田植え体験、9月に稲刈り・脱穀の作業を行いました。最終的に14.3kgのお米を収穫しました。
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第二部 全体セッション

中村先生の進行の下、自分たちの一押しの活動をアピール。次に、各クラブはそれを聞いて他クラブの活動の中から自分たちがやってみたい活動を選び、その理由を発表しました。今回はさわやかな風をうけてサイクリングしながら行う生きもの観察と、伐採した竹の間伐材を使った工作が人気でした。この発表により、それぞれの活動の良い点や面白さが浮かび上がり、今回参加したクラブ同士が仲良くなるきっかけになりました。
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次に、6つのキーワード(「実行力」・「協力」・「知識」・「友情」・「希望」・「思いやり」の中から「身近な環境を守っていくために何が一番大切なものと、その理由はなにかを考えました。それぞれのクラブから、「活動をする上で協力が一番大事」、「実行力がなければ何事も実現できない」、などとよいアイデアや意見が活発にでました。
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最後にクラブで選んだキーワードをつかって、全国・世界にむけて発信する「大阪こどもエコクラブメッセージ」をつくりました。このメッセージを発表しあって、第二部を終了しました。お互いの活動を理解しあえたので、参加したクラブ同士で交流活動も生まれそうです。

【各クラブがキーワードをつかってつくったメッセージ】
・ガールスカウト大阪府第21団エコクラブ:「思いやりがあれば協力できる、協力できれば、みんなが笑顔になる。」
・せいわエコクラブ:「おもいやりがあれば、地球の輪が生まれる。」
・志津わんぱくSMT:「仲間と協力して自然をおもいやろう」
・大阪市立旭陽中学校自然科学部:「自然をまもるには一人ひとりの協力が必要」
・高槻市立第六中学校・自然観察同好会:「協力すれば、「できない」が「できるようになる」」

閉会式

おおさかATCグリーンエコプラザ北澤課長から、「COP26の目標に向かって、こどもエコクラブでの活動を地域に広げて、行動していきましょう!」というメッセージと、子どもたちの素晴しい発表に対して全クラブに優秀賞が送られました。
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視聴していた他の地域の事務局の皆さんも身近な地域で熱心に活動する皆さんの素晴らしい発表に聞き入っていました。

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みんなで手をふって元気に終了! 皆さんお疲れ様でした!

おわりに

おおさかATCグリーンエコプラザは、環境について楽しく学べるエコの拠点です。今回はハイブリッドでの開催となり、おおさかATCグリーンエコプラザの方には昨年度に引き続き機材の整備や会場設営などで多大なご協力をいただきました。また、企画・準備の大半を担っていただいた大阪府の皆さまに心から感謝申し上げます。
最後に、参加してくださったクラブのみなさん、お手伝いをいただいたAll Japan Youth Eco-clubのみなさん、本当にありがとうございました☆この交流会をきっかけに、こどもエコクラブのメッセージが大阪をはじめとする近畿圏、全国、世界に発信できること、そして、こどもエコクラブ活動が2025年に行われる大阪万博にむけてさらに盛り上がることを期待しています!(^^)!

ecomaru_toukamini.png~全国事務局から~
開催にあたり多くの関係者の皆さまからのご協力をいただきました。その他、地元、大阪府をはじめとする地域事務局のご担当者の皆さま、参加クラブの皆さま、All Japan Youth Eco-clubのユースの皆さまには、様々な役割を担っていただきました。本当にありがとうございました☆
youth_logo.pngのサムネイル画像こどもエコクラブではユースを大募集中!
OB・OGのみなさん!ぜひこどもエコクラブのAll Japan Youth Eco-clubに参加して、地域で取り組めるエコ活動や、現クラブメンバーのサポート、そして地域の交流会やイベントを盛り上げる活動をしてみませんか?みなさんの参加をぜひお待ちしています♪
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