お知らせ

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三重県より「こどもエコクラブ県内交流会」の報告が届きました♪

2015.05.29 掲載

軍団オー 色付き.jpg
三重県では、県内で活動するこどもエコクラブが集まって、日頃の活動を発表したり、体験学習を通して交流を深めたりする県内交流会を開催しています。
今年の交流会は、三重県のクラブだけではなく、伊勢湾流域圏の愛知県、岐阜県のクラブにも参加していただき、鳥羽市にある「海の博物館」でクラブの交流を図るとともに、海岸漂着物や漂着ごみによる影響について理解を深めました。

日時:2015年3月22日(日)11:00~15:30
場所:海の博物館 (三重県鳥羽市)
参加人数:10クラブ92人
参加クラブ:
海蔵しぜんクラブ(三重県四日市市)
イオン四日市尾平チアーズクラブ(三重県四日市市)
エコにゃんクラブ(三重県鈴鹿市)
イオン津チアーズクラブ(三重県鈴鹿市)
イオン明和チアーズクラブ(三重県明和町)
前田さん家の子どもたち(三重県松阪市)
半田こどもエコクラブ(愛知県半田市)
たかくらこどもエコクラブ(愛知県春日井市)
しぜんの仲間(岐阜県岐阜市)
岐阜工業高校 化学研究部(岐阜県羽島郡笠松町)

主催:三重県環境学習情報センター三重県 環境生活部 大気・水環境課
協力:こどもエコクラブ全国事務局(公益財団法人 日本環境協会)

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お天気にも恵まれ、暖かな1日となりました。各地から集まるバスが渋滞に巻き込まれないか心配でしたが、無事にどのバスも時間通りに到着しました。開会あいさつ.jpg

開会の挨拶では、大気・水環境課の職員の方に三重県の海岸の状態についてお話いただき、交流会の活動を通して海を守るために自分にもできることを見つけて行動して欲しいとお話してもらいました。

最初に、クラブの一言紹介をしてもらいました。日頃取り組んでいる活動の紹介や今日楽しみにしていることなどを発表してもらいました。その後、各県それぞれ代表のクラブが前に出て活動報告をしました。

三重県からは、家族で活動している「前田さん家の子どもたち」が、地球温暖化や食品ロスなどをテーマに1年間かけて調べてまとめた夏休みの自由研究について発表してくれました。
愛知県からは、来週のこどもエコクラブ全国フェスティバルにも参加する、「半田こどもエコクラブ」が、トビハゼの保全活動や、普段の活動をクイズを交えながら発表してくれました。

 前田さんちのこどもたち.jpg 半田こどもエコクラブ.jpg
【前田さん家の子どもたち】発表の様子 【半田こどもエコクラブ】発表の様子


岐阜県は「岐阜工業高校 化学研究部」が行っている、岐阜工業高校.jpg光るエコ消しゴムつくりや東北への支援活動について発表してくれました。小・中学生のメンバーには高校生になったら活動が広がることや、その先にもユースエコクラブや地域の中で活動を続けていくことで、こどもエコクラブで終わりではなく次のステップがあることが伝わる発表でした。
☆参加者のみんなは光る消しゴムに興味津津!チャレンジ心.bmpなんと全員にプレゼントしていただきました。



午後からは、近くの海岸に行って、ごみ拾いをしました。ペットボトルや、ボール、サンダルなど生活から出るごみがたくさん落ちていて、一人ひと袋が、あっという間にいっぱいになりました。

ごみ拾い.jpg  kani2.png 海岸3.jpg
 海岸2.jpg  フット感心.JPG


ごみや拾ってきた漂着物について、海の博物館の学芸員の平賀さんに説明していただきました。イカや鳥の骨、貝がらなど自然のものから、漁で使った道具なども落ちていました。またレジンペレット(プラスチックの原料となる小さな粒)がたくさん海岸に流れ着き、海の生き物が食べてしまう被害がていることも教えていただきました。

漂着物説明1.jpg エコじい.JPG

海岸から戻ったあとは、2グループに分かれて海の博物館の見学と貝の標本を交互に行いました。
クイズラリーの答えを探しながら海からの恵みや、漁や海女さんについての展示を見学しました。

見学.jpg 見学2.jpg 見学3.jpg 見学4.jpg
       

貝の標本作りは、海の博物館の近くの海岸で拾うことのできる15種類ほどの貝の名前を図鑑で調べました。よく似た色や形の貝があるのでじっくり観察。いろんなクラブが混ざったグループで、協力して名前を全部探せました。最後に自分のお気に入りの貝を選んでケースに入れたら、オリジナルの標本が出来上がりました。

貝の標本1.jpg 貝の標本2.jpg 貝の標本完成.jpg 貝標本4.jpg
       
今回の交流会は、活動発表、海岸ごみ拾い、体験学習と盛りだくだんの1日となりました。今日体験したことや学習したこと、新しい発見などが、今後のクラブの活動につながることを願っています。また、まったく顔も知らなかったクラブのメンバーが県を超えて活動できたことが、今後活動していくうえでの刺激や力となれば嬉しく思います。これからみなさんが、こどもエコクラブや、環境活動を続けていくことで、この縁がまたどこかでつながることを願っています。
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