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【2020 壁新聞道場!】たのもーーーう!熊本県

2020.11.25 掲載

熊本県からは広西地球環境クラブさんから2枚の壁新聞が届いたよ!
吉田師範、よろしくお願いしまーす。

益城町「広西地球環境クラブ(広安西小学校環境委員会)」


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広西地球環境クラブ(広安西小学校環境委員会)①の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

地域の湧き水について、ていねいに調べている壁新聞ですね。湧き水といった自然の恵みは、阿蘇山の噴火とも関係しているのですね。噴火や地震は怖いけれど、そうやってたくさんの恵みを私たち人間や他の生き物に与えてくれることを実感します。「自然と共に生きる」ということは、そういったことに気づくことが、最初の一歩ですね。
みなさんの活動ですごいなあと私が思うことは、活動に取り組む視点がたくさんあるということです。水質や溶岩の種類、生き物の種類といった科学的な視点から、地域の方の考えを聞いてみるといった社会的な視点も大切にしていると感じます。いろいろな視点で、課題の解決を考えていくことは、とても大切だと思いますので、これからも続けていってほしいと思います。

とっておきのゴシドウ★

活動内容については、テーマを持って丁寧に調べたり、色々なことを発見していると思いますので、もう一歩進んで、細かい点で私が「もっと知りたいな!」と思ったことをお伝えします。
地震の被害が大きかった場所では、湧き水が多く存在するというのは、興味深い事実だと思います。ここで「被害が大きい」というのは具体的にどのようなことになりますか?震度が大きかったということでしょうか。湧き水が多く出るということは、地盤が軟らかく、それで揺れが激しくなってしまったのかな、と想像しましたが、いかがでしょうか。
また、湧き水の量が変化するとのことですが、普段の水量のデータがあれば知りたいなと思いました。普段から湧き水を利用している方々は、感覚として「最近湧き水が少ないな」といったことを感じると思いますが、具体的にどれくらい増減しているのかなと疑問に思いました。機会があれば調べてみて下さい。


地域事務局からの応援メッセージ【熊本県】

継続して取り組まれている「湧き水」の調査を、熊本地震との関係も含めて調査し、わかったことがきれいにまとめられている点が興味深かったです。また、益城町を中心に豊かな水源のある熊本全体がマップにまとめられておりとても分かりやすい内容でした。さらに、各水源の特徴や堆積物や生き物についてもまとめられており読みごたえがありました。自然の偉大さと自然の恵みが伝わってきて、皆さんと同じようにこ れからも湧き水を守っていきたい感じることができる新聞でした。

 

広西地球環境クラブ(広安西小学校環境委員会)②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

全校で取り組んだ環境活動、素晴らしいですね。小学校での取り組みですが、地域や家庭、会社などで環境活動をするときに役立つヒントがいっぱいあると感じました。まず、全体の目標を立ててから、各クラスでも目標を決めたというのは、とても良いアイデアだと思います。学年によって、取り組みやすいことと、難しいこととありますから、各クラスで決めれば自分たちの目標になって、やる気も出ますね。
委員会ごとでも目標を決めて、さらにSDGsのどれに当てはまるかを考えてみたのも、先進的な取り組みだと思います。地球環境や世界の問題は、ちょっと自分たちとは遠い世界の問題なのかな、と感じてしまいがちですが、全ての問題は私たち一人ひとりの行動が関係しています。逆に言えば、問題の解決に向けて誰でも「できること」があるということです。各委員会の活動で何かできるかを考えてみて、それが実感できたのではないかなと思います。

とっておきのゴシドウ★

電気代を1万円減らすといった目標や4S活動の達成率(?)を具体的に数字で表しているのもとてもよいです。この壁新聞を作る頃には、まだ一年間の結果が出ていなかったかもしれませんが、ふりかえりもきっと行われていると思います。その際には「達成した」「達成できなかった」だけでなく、どうして達成できた・できなかったのか、理由も考えてみましょう。達成できなかった場合はがっかりするかもしれませんが、目標が高すぎたのかもしれませんし、夏が予想より暑すぎて、エアコンを使うしかなかったのかもしれません。また、達成したとしても、ものすごく大変だったのであれば、ずっとその取り組みを続けていくことは難しいかもしれません。そういったこともふりかえりしてみると、翌年の活動のヒントになると思います。

地域事務局からの応援メッセージ【熊本県】

全校の環境目標を決め、さらに、具体的に数値目標にして達成を目指している点に感心しました。また、継続して取り組 まれている「4S」活動も、紙芝居を読む活動で伝えるなど工 夫されておりすばらしいと思います。さらに、環境委員会と他の委員会がコラボし、SDGsを意識した取組を進められている点も興味深かったです。全校で一丸となって環境活動に取 り組む様子がとても伝わってくる新聞でした。これからもぜひがんばってほしいと思います。

吉田師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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