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【2019 壁新聞道場!】たのもーーーう!三重県 その4

2019.10.16 掲載

三重県は6枚の応募があったよ!その中からなひがんばる隊さんをご紹介。
今週は中西師範です。よろしくお願いしまーす!

三重県 その1 その2 その3 その5

津市「なひがんばる隊」
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なひがんばる隊のみなさんへ
師範から一言

天然水とおいしいものの関係を、各地をめぐって調べた力作ですね!なるほどと感心しました。
森、山、土、川、海はみんなつながっているんだなあって、スケールの大きい水の循環が思い浮かびます。そしてその自然の循環の恩恵を受けて、私たちは自然からのおいしい水やおいしい食べ物をいただいているのですね。鳥取県、熊本県、三重県、どれも自然豊かで素敵な場所だけど、どうやってこの3県を選んだのかな。
天然水の見学、土の実験、海でのごみ拾い、カキ養殖、シーカヤック、・・・それぞれの見学する場所を選ぶのもとても上手だな、と思いました。
一見、バラバラの場所でのテーマのように見えますが、最後のまとめ、これを読むと、つながりがよく納得できました。NHKのドキュメンタリーを見ているようなワクワクを感じました。壁新聞なんだけど、研究の発表ポスターのように読みごたがありました。土の実験も面白いですね。きちんと重さを比べてみて、数字で示してくれているので説得力がありました。

とっておきのゴシドウ

土の実験は、いろいろと量って数字が出ているので、いろいろなことがわかります。同じ大きさの容器に入れて重さを量ったんだね。同じ体積の土でも、もともとの重さがちがいました。黒い土のほうが軽かったね。それだけフカフカで中に空気がたくさん含まれているということですね。重さを体積で割ると、密度が出てきます。同じ体積当たりの重さということです。密度を比べることも今度やってみてください。茶の土の方が密度は高かったね。
もうひとつ。土だけの重量と、水を通したあとの重量をはかりました。水を通した後の重さから、土だけの重さを引き算したら、何の重さが出てきますか?答えは、土の中に残った水の重さです。黒い土と、茶の土で、残った水の重さを比べてみるとどうでしょう?黒い土は137g、茶の土は141gになります。茶の土の方が少し大きいけど、ほとんど同じくらいとみていいでしょう。黒い土はフカフカで隙間がたくさんあるように感じるけど意外と水をしっかり水をキャッチしているでしょう。腐葉土、つまり黒い土は水はけがいいんだけれど、同時に水をよく保つことができます。こういう土を団粒構造(だんりゅうこうぞう)のある土といって、水も空気も十分に含んでいて植物の生育にはとてもいいのです。だから、この森の木々は成長がいいんですね。
土の実験について長くなってしまいましたが、数字からいろいろなことが考えられますね。
今度はぜひとも各地のおいしい食べ物を食べた楽しいグルメレポート、その感想も一緒に教えてくださいね!

中西師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

tuti-earth.pngのサムネイル画像

全国一斉活動、ジオアクションJAPANでも様々な土に関する実験を紹介しているよ!
身近な土を使ってチャレンジしてみよう!

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