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【壁新聞道場!】たのもーーーう!青森県 その②

2016.06.15 掲載

青森県は11枚の応募があったよ!その中から1枚をご紹介。
今週は浅井師範です。よろしくお願いしまーす!

青森県 その① その③ その④

青森市「おおぼし保育園 エコフレンド」
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おおぼし保育園 エコフレンドのみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

おおぼし保育園 エコフレンドのみなさんは、保育園の小さな子どもから児童クラブの小学5年生までが活動されています。特にごみ分別や回収、清掃活動などを中心に、みんなで協力しながら活動を続けておられます。

壁新聞は全体がカラフルで、写真もたくさんあり、活動の様子がよくわかってとても見やすく、ステキですね。あちらこちらに星でかざってあるのは、おお〝ぼし“保育園だからでしょうか? とてもかわいいですね。保育園の写真もあり、みなさんがどんなところにいるのかがわかりますね。

たくさん集めたペットボトルキャップは、みなさんで洗って、かわかして、きれいにまとめて送られている様子が良くわかります。キャップを集めるのに協力してくれた人たちも、これを見たら「なるほど、きれいにしてから送るのか!」と感心してくれると思います。

それから、清掃活動の様子もわかりやすいですね。町にはタバコが落ちていることが多いことなどがわかります。ごみを捨てないでくださいと呼びかけをされているのも良いですね。

あと、照明をLEDにかえたということなので、電気が少なくてすみますね。

 

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

  •  ペットボトルキャップは、とてもたくさん集まりましたね。どれぐらいの期間に、どれぐらい集まったのでしょうか? 何個集まったのかを数えるのは大変ですが、袋にいれた状態で重さをはかってみると簡単です。回収に協力してくださった人たちに「○kgも集まったよ、ありがとう!」と伝えられるとステキですね。

  •  みんなが一番伝えたいことや言いたいことを、壁新聞のタイトルにして大きく書いてみるのも良いと思います。たとえば「わたしたちのまちをきれいにしましょう」など。ついでに、この壁新聞をいつ作ったのかや、エコフレンドは何人いるのかなどみなさん自身のことについても少し書いてあると、見る人にわかりやすくなりますね。

ごみを少なく、町をきれいにするみなさんの活動が、周りの人たちに広がっていきますように。これからも、大きい子も小さい子も仲良く、楽しく活動を続けてくださいね。

★☆サポーターの方へ☆★

「エコキャップ運動」については、もともと賛否両論ある活動なのですが、2015年に報道があったことをきっかけに、ここ1年特に話題になりました。インターネットでちょっと検索するだけでも、いろいろな立場から様々な意見・情報が出てくるので、もしかしたら戸惑われることもあったかもしれません。否定的な意見を見たり聞いたりすると、子どもたちが一生懸命取り組んでくれた活動までも否定されたような気がして、悲しい気持ちになってしまうこともあります。

否定的な意見はあっても、エコキャップ運動の全てが良くないというわけではありません。それに、エコキャップ活動以外のエコ活動や支援活動などについても、100%完璧な活動というものは、なかなかないと思います(例えば、リサイクル工作を「ごみでゴミを作ってどうするの?」という方もいます。リサイクル活動についても「ペットボトルのリサイクルを頑張るよりも、そもそもごみを出さないように水筒などを使うようにすべきでは?」「キャップを集めるために必要以上にペットボトルを買っていない?」という意見もあります。震災などの被災地へ物資を送るときにも、現地で必要とされていないものが大量に届いてしまうと迷惑になることもあります)。
そういう状況だからこそ、ぜひ大切にして頂きたいのが、「活動の目標を明確にすること」と「活動を通じて、子どもたちや周囲の協力者に何を伝えていきたいのかを明確にすること」です。

応募用紙を拝見すると、清掃活動やごみ分別などの興味関心を深めることをテーマに、きちんと目標を明確にしていらっしゃるご様子なので、これから書くことは釈迦に説法かもしれませんが、念のため、もしかしたら参考になることもあるかもしれないので、一応さっと目を通していただければ幸いです。

  • ペットボトルキャップ(PPまたはPE)とペットボトル本体(PET樹脂)は、別の素材のため、別々にリサイクルした方が良い。
  • キャップは水に浮き、本体は(空気が入らないようにしたら)水に沈むので、キャップと本体を一緒に回収しても、その後の処理で分別することは可能である(機械で砕いたあと、水に浮いたものと沈んだものを分別する。ただし、おおぼし保育園の地域のリサイクル処理工場に、そういう機械が入っていれば可能、ということになります)。
  • ペットボトルキャップを外して回収に出すということは、ペットボトルの中身(液体)が入ったまま回収に出される可能性が低くなる。そのため、回収作業をする方に液体がかかって汚れたり、リサイクル処理の機械が汚れたりすることを防ぐことができる。
  • 回収や処理の途中で、容積を減らす為にプレス機を使用することがあるが、キャップが閉まったままだと潰しにくく、場合によってはペットボトルが破裂することがある。

ペットボトルの本体とキャップを分別して、それぞれリサイクルすることは、不純物が少ないリサイクルにつながったり、キャップの分別を通じて支援活動ができるということもありますが、他にもゴミ収集やリサイクルに関わる人たち・機械の負担を減らすということにもつながります。

小学校高学年の子どもたちは、もしかしたら学校の勉強で地域のごみ処理施設見学などをしているかもしれませんね。小さな子どもたちには難しいですが、高学年の子どもたちと、ペットボトルのキャップと本体を水に入れて素材の違いを感じたり、ごみや資源の分別回収をする時の注意点などを話し合ったりできると良いかもしれませんね。

この壁新聞をつくるときにも、物を大切にすること・ゴミ分別・あまった野菜でスープを作るなど、話し合いをされたとのこと。日頃から身近な活動を継続的に取り組んでいらっしゃっていて、それが子どもたちの身についているのだろうなと思います。これからも、楽しく無理なく続けていただければと思っております。がんばってください!

 

浅井師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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青森県 その① その③ その④

 

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