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【壁新聞道場!】たのもーーーう!神奈川県 その①

2015.10.14 掲載

神奈川県からは6枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から引地川水とみどりの会こどもエコクラブさんをご紹介。
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!

神奈川県 その②

大和市「引地川水とみどりの会こどもエコクラブ」
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引地川水とみどりの会こどもエコクラブさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

引地川水とみどりの会こどもエコクラブの「ポスター形式」のかべ新聞は、みんながいろいろとぎろんして、来場者に分かりやすいようにしたようですが、その通りに一目で見て、何をやっているか?どんな成果=ごみがあったか?などなど、とても分かりやすいポスター=かべ新聞になっていますよ。

このポスター形式のかべ新聞をみていると、うれしいこともたくさん見つけました。クラブのみんなが一生けんめいにごみひろいをやっています。自分がすてたごみではないのに、まじめに冷たい水にも負けずに、ごみを拾っていました。すばらしいです。また、みんなのごみ拾いを手伝ってくれる人もたくさんいました。ライオンズクラブの人たちが、中高生の人たちも、栃木県ましこ町の人たちも手伝ってくれ、みんなをはげましてくれたようです。

生き物もいましたね。かにがいたようですが、もっとほかの生き物もいたと思います。生き物がいる川、たくさんいる川は生きている川ですね。

ビーチクリーンのごみの種類は、川のごみとちょっとちがっているように思いますね。タバコのすいがらや発泡スチロールが多かったとのこと。ビニール袋や電気のコードもあったとのこと。軽いごみばかりですね。川から流れてきたのでしょう。そうです、川のごみを少なくすれば、海のごみは少なくなるはずですね。道路の軽いごみが風に飛ばされて川に落ちて、流れて海にまで来たのかな?そんなことを考えると、みんながやっている道路のごみ拾いがとても大事なことであることが分かりますね。

でも海のごみには、外国から流れてきたごみも多いようです。ごみに書いてある文字などを調べると日本語ではない字が見つかると思います。海をきれいにするには、世界の国がみんなで協力することがとても大事です。どこの国の文字が多いかを調べると、ごみの発生源である国が分かるでしょう。川のごみもそうですが、海のごみで海の生き物がとても困っています。ビニール袋は海に浮いていると、カメがえさのクラゲとまちがえて、ビニール袋を食べようとするようです。ビニール袋がのどにつまってしまいます。にもつをしばるプラスチックのひもも軽いので、陸上で捨てられたのが、海に流れて来て、オットセイなどの口にはまってしまい、やっぱりエサを食べられなくなってしまうようです。つりをした時にすてられた釣り糸は、海鳥の足やはねにからみついて、飛べなくなったりして、困っています。

川でつりをした時も同じようなことが起こると思います。

ごみがたくさんあると川や道路や海がきたなくなるだけでなく、水がきたなくなり、水の生き物が住めなくなったり、ごみがからみついてエサを食べられなくなって死んでしまう、など大きなえいきょうがあります。みなさんの活動はとても大事なことです。

最後になりましたが、あらためてみんながやっているごみ拾いの写真を見ると、本当に頭が下がる思いです。とても大切なことをしっかりとまじめにやっている!!拍手!拍手!です。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

みなさんのクラブのりっぱなところは、環境活動の中で“ごみ”にまとをしぼって、川、道路、海のごみひろいを1年間に10回~12回もやっていることです。活動しているみんなも“ごみ”に注目しているので、分かりやすい活動になっているのではないかと思います。
と言うのは、ごみの種類や量(数)を良く見ることで、なぜ、こんなごみが落ちているのだろうか?どこから来たのだろうか?を考えながら、そして、ごみを通し て、川と道路と海のつながりも考えるきっかけになると思います。たった一つのごみでも、なぜここにあるのか?どこから来たのか?どうしてこのごみがあるの か?などいろいろと考えることができます。

みなさんのクラブがやっていることはたんじゅんなことかも知れませんが、大和市の、神奈 川県の、そして日本、外国のごみを考えるとっても良いテーマになっていると思います。ぜひ、そのような話し合いまで進めていって、いつかそんなことをまと めたかべ新聞も作ってくれると大変うれしいと思います。

大和川の水の中はとてもきれいですが、電気のケーブルやバイクの部品のようなもの、自転車もありました。iPhoneもカーナビもあったのは、ビックリで すね。空き缶がたくさんありました。今の家庭の中、世の中を見ると、電気製品がいっぱいです、街中にはのみものの自動はんばいきがどこにでもあります。一 人一人がiPhoneを持っている世の中です。自動車も増えているので自転車はいらないのかな?なんて考えてしまいます。ごみは世の中のようすをそのまま 反映していますね。でもとても高価なものも捨ててあるのは、どうしてだろうか?まちがって落としたのかな?今の世の中は、物があふれて、大事にする気持ち が少なくなったのかな?みんなはどんなことを考えましたか?

これからもぜひ、続けてください。さらに生き物の調査をしたり、ごみから見た道路と川と海の関係を調べるのも大変おもしろいと思います。たとえば、道路のごみが川を流れて、どのくらいたったら海に流れ着くのでしょうね?

ビーチクリーンで拾ったごみや貝殻を接着剤でくっつけて、人の顔を作ったり、動物や置物などのアート作りをしているところもあります。みんなもごみを調べたり、拾ったりしたごみなどを上手に使う活動もしたら、楽しいのではないでしょうか?

岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

エコまるjumping.bmpのサムネール画像神奈川県 その②

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