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【壁新聞道場!】たのもーーーう!滋賀県 その②

2015.08.26 掲載

滋賀県は8枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から大津市の3枚をご紹介。
今週は品川師範です。よろしくお願いしまーす!

滋賀県 その①

「大津市立瀬田北中学校科学部」 「大津市こども環境探偵団」 「大津市子ども会ジュニアリーダークラブKIDS」
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大津市立瀬田北中学校科学部さんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

ワープロの字がとてもきれいに書かれています。①長沢川,②中学校の位置付け,③エコスクールの主な活動,④長沢川の清掃,⑤ゴーヤのグリーンカーテン,⑥中学校,⑦エコスクール,⑧滋賀県科学研究発表と順に説明がされていて,サポーターのはたらきが目に見えるようです。先生方がアドバイスをしたことが応募用紙にありますが,それよりも1年と2年の中学生の力が大きく効果を表したと思います。どのコラムも記事がまとまっています。この新聞が学校の掲示板だけでなく,地域や県の施設にも掲示してもらい,瀬田北中学校のエコ活動の周知になるといいですね。そのためにはこのエコ活動が町中の人たちに知らされて理解され,さらに町内会や教育委員会などに働きかけて,住民みんなが参加できるイベントになっていくことを期待していますよ。
市や県の科学研究発表会に出場して説明をしていますので,きっと来年もおもしろい研究成果を見せて下さい。特に水質の変化を毎年追いかけていますので,ぜひともこれは継続してみて下さい。昔の調査結果と比べてみると新しいことが判るかも知れませんよ。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

応募用紙ではかべ新聞のタイトルは「活動報告2014」ですが,かべ新聞をみると「S.J.H.科学部通信出張版」となっていて,不整合がみられました。言葉がちがうと理解する力が弱まってしまい,その深さが浅くなってしまいます。もしかするとこの新聞は,滋賀県科学研究発表会などに使われたものでしょうか。少なくともかべ新聞のタイトルくらいはきちんと整合して下さい。
もう一つは,活動テーマ「地域自然のすばらしさを伝えよう」がかべ新聞上に記載されていないことです。せっかくステキなテーマを作ったのに,記載しなかったのはとてもざんねんです。どの課題も科学として十分研究に値するものと思いますので,証拠⇒仮説・理論⇒明確な結論という流れで説明をするとまとまりが出てくると思います。



大津市こども環境探偵団さんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

身近な環境問題をいろいろな側面から話題にしてくれたのは,とても大切なことです。遠くの見たこともない自然よりも,実物を手にして考えることのできる身近な自然の方が価値があります。59人の環境探偵団が協力して6つのテーマを掘り下げているのは面白いと思いました。また,平成2年から昨年で25年目とお聞きしましたが,息の長い活動を続けていることに感めいを受けました。親から子へ,兄姉から弟妹へ,「こども環境リーダー」の育成事業として継続した活動を続けているとお聞きして感動しました。また目的には,地域の「こども環境リーダー」から「環境人」へと成長することを目指していると応募用紙にはありますが,このことも新聞のタイトルの下の余白に書いておくことが大切です。どんな目標をもって探偵団は活動しているか,最初に読者に伝えたいことですね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

かべ新聞のタイトルと応募用紙の不整合がありますね。「葛川新聞」と「葛川自然新聞」とでは,記事をのせるはんいも大きくことなってくるのではないでしょうか。その上,かべ新聞の6班以外のかべ新聞を見たいものです。それと「宿泊体験」~「これ見て!私が見つけた自然の姿」という活動のテーマがかべ新聞に記載されていないことや,あまりこだわりませんが着眼点やまとめ方に不ぞろいの印象があります。書き直せばいいだけのことです。参加者が多数いるので,着眼点とまとめ方の字体や大きさがそろわないときは,思い切って書き直しをするととてもきれいになると思います。

改善点としては,写真が一枚掲示されているので,その内容をもっと掘り下げて作文してはいかがでしょうか。現在とはどこがちがうのか。何に気が付いたのか,書きとめる力が問われている。文字の大きさを整える,小見出しをもっとていねいに書くことで,内容にも注目してもらえるのではないでしょうか?ぜひ来年もちょうせんして下さい。

 

大津市子ども会ジュニアリーダークラブKIDSさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

「びわ湖エコフィッシング2014 KIDS瓦版特別号」を40人の仲間が作ってくれました。文字の大きさはよろしいかと思います。小見出しは囲み文字を使うなど,工夫も見られますが,少し雑な字体になっていませんか。やはりていねいにつくられたかべ新聞は読者をひきつけます。いろいろな色のマーカーで小見出しを作っているのすばらしいと思いますが,それぞれの記事のわくぐみが定規を使って線を引いているとは思いますが,ていねいには見えませんでした。今回の3つの目的を達成するためにいろいろな活動をしたのですが,つながりがまだ弱いように感じました。こんなときは,目的のとなりに成果を書き込んでおくことです。言葉が同じであれば繰り返してかべ新聞に登場しても不自然なことはありません。繰り返しはかえって理解を深めてくれると思います。
 

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

応募用紙のかべ新聞タイトルとかべ新聞のタイトルが合っていません。さらに誤字(ごじ)があります。「大津市存中」はきっと「在住」のまちがいですね。見出しの工夫として「何を」については書かれていますが,「どのように」がかべ新聞に書かれていません。
琵琶湖の近くにみなさんは住んでいるので,新聞やテレビで外来魚の増加が在来種の減少を引き起こしているということは理解していると思います。この身近なテーマを取り上げて,実際に釣り大会で外来魚をつかまえ,さらには試食することで,強く印象付けられたことが読み取れます。今季の目的として掲げた3テーマは実現できたと考えられます。エコフィッシングが定着することは参加者の感想から読み取ることができます。でも,継続した活動になって行かないと琵琶湖の生物の種類や量が以前の状態に戻るまではまだまだ時間がかかると思われます。
ぜひともKIDSだけでなく,大津市民の参加を受け入れて大きなイベントへと発展させていただきたいと願っています。早くしないと琵琶湖が外来魚だけになってしまうかもしれませんよ。

 

品川師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

エコまるjumping.bmpのサムネール画像

滋賀県 その①

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