壁新聞道場! バックナンバー

壁新聞道場!

【壁新聞道場!】たのもーーーう!静岡県 その⑤

2014.10.31 掲載

 静岡県は29枚ものかべ新聞がとどいたよ!その中から富士市の8枚をご紹介!
今週は西澤師範です。よろしくお願いしまーす!

静岡県 その① その② その③ その④ その⑥

「元吉原自然学校」

8-13-22-18.JPG

「吉永自然探検隊」

7-13-22-19.JPG

「伝法エコ丸隊」

6-13-22-20.JPG

「ガールスカウト静岡県第75団」

5-13-22-21.JPG

「岩北エコらぶ」

4-13-22-22.JPG

「富士川っ子エコクラブ」①

3-13-22-23.JPG

「富士川っ子エコクラブ」②

2-13-22-24.JPG

「愛鷹アースレンジャー」

1-13-22-28.JPG

 

 ☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆
 

元吉原自然学校 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

まず、元っ子新聞の「広告らん」に目がいきます。ナヨナヨワスレナクザ、何だそれ。答えを探しながら、新聞のそれぞれの記事を読んでいくと、浮島ヶ原自然公園でたくさんの絶滅危惧種の植物が見られることが分かります。タコノアシって、八本の花があるの?たこのような吸盤があるの?と実際見に行きたくなります。広告らんにあるように、詳しく知りたければ、公園に遊びに行くしかないようです。


とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

私の方から「とっておきの」アドバイスはありません。今回のように、もっと詳しく知りたいと思わせるような書き方、そして、ぜひ行って自分で確かめなきゃ、と読者に思わせる新聞は、新聞としては大成功です。
私は、活動内容の「ソーラーソバ」もどんな活動なのか、とっても気になります。一度浮島ヶ原自然公園を訪ねて見たいなあ。次はどんな切り口で新聞をまとめてくれるのか、次号が楽しみです。

 

吉永自然探検隊 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

学校のビオトープ観察だけでなく、赤渕川でのハコネサンショウウオの観察、虫の観察など、1年を通じて生きもの探検ができていますね。ハコネサンショウウオについては、初めて知りました。赤渕川の上流の穏やかな流れにいて、体の大きさが10㎝位なんですね。数が「どんどん増えている」のかな? 増えているのは、みんなが保護活動とかしているからですか? もっとハコネサンショウウオについて分かる情報がほしかったですね。

 ビオトープについても、学校内のビオトープの写真が無いので、よくわからないのですが、120種類もの植物について調べているのはびっくりしました。外来種の数も数えているんですね。自分たちの住む自然や環境は少しずつ変わります。これからも続けて観察してね。 
 
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

植物博士が観察会を支えているのですね。その他に、地域の大人の方にはどんな「達人」がいるのかなあ?一緒に活動している大人の人レポートなんかもあると面白いかも。

また、ビオトープの植物についてどんな植物や木、生きものがいるのか、もう少し詳しく記事をかいてくれると、みなさんの活動場所がどんな自然なのかもう少し具体的に想像することが出来ると思います。今度はビオトープの観察についてだけにしぼってかべ新聞をつくるのもいいかもしれませんね。その時には、そのビオトープが出来たころと現在の様子が比かくしてあったりすると、ビオトープを学校で作った場合どのような生き物のすみかに変わっていくかが分かっていいと思います。



伝法エコ丸隊 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

カラフルで楽しそうな新聞タイトルが目を引きます。とりわけ、「伝法」の中に、今回報告する植物と昆虫が隠れていて、とてもオシャレな演出ですね。

新聞の内容も、学校の校庭の植物の名前を全部調べて、在来植物と外来植物に分け、その結果から帰化率を計算してあり、じっくり観察しているなあと感心しました。また、観察するだけでなく、カラスノエンドウを笛にしてみるなど、見つけた植物で遊ぶこともでき、良い体験になりましたね。

昆虫観察も併せて行なっていてに、てんとう虫の生態についてくわしく観察ができました。子どもたちの感想もしっかり書かれていて、学校の活動の様子も伝わってきました。


とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

帰化率については、今年の調査結果だけでなく、昨年の調査結果も報告してあり、とてもいいですね。その結果を比べると、今年は全体に見つかった植物の数が減ったみたいだけれど、それは校舎が新しくなったことと関係しているのかな? それとも他に何か原因が考えられるのかな? その辺の考察もあれば、もっと良い新聞になったと思います。

また、今年の調査結果の最後の文章に、都市部の帰化率が20%に比べて伝法小の植物の帰化率が高い、と書いてありますが、都市部の帰化率の情報はどこから調べたのかな? 調べた先の情報も併せて書いてくれると、さらに正確で説得力のある内容になると思います。

 

ガールスカウト静岡県第75団 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

夏休みのエコキャンプでの様子が大変よく分かる新聞ですね。調理道具に牛乳パックを使ったり、廃材でキャンドルを点けたり、火をおこしたり、環境のことも考えた、いろいろなエコアイディアの実践ができましたね。
竹で机を作るアイディアは「さすが」と思いましたね。作るのは大変だったようだけど、使い心地はどうだったのかな?


とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

道しるべの作成にも、自然の素材を使っていて工夫しているなあ、と感心しました。この道しるべは、ウォークラリーか何か、キャンプの活動で使ったものなのかな? 「9歩先に手紙がある」という記事がとっても気になりました。
どんな風にこの道しるべを活用したのか、もう少し説明があると、さらにキャンプでの様子が詳しく分かったのになあ。いずれにせよ、これからもエコキャンプ続けて下さいね。


 

岩北エコらぶ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

年間のたくさんの活動の中から、2つの活動について詳しく報告をする書き方は、クラブ全体の動きも分かるし、活動の一部についてはさらに詳しくわかるので、かべ新聞でのクラブ活動報告としては、いいスタイルですね。夜の観察会では、アカネズミやヒミズを観ようとかなりの時間待ったのに出会えなかったんですね。生きもの観察は、必ず出会える、とは限らないですので、出会えるまでまた挑戦してください。

岳南電車という地元の電車に乗ってのハイキングも、その土地でしかできない貴重な体験です。とりわけ、公共交通を使ってみんなで移動するのは、環境に配慮した活動になります。検札の印が、切符を買った駅で違うというような細かい違いも見つけられて、楽しそうです。「鉄道草」と呼ばれる植物があることも、私自身この新聞を読んで初めて知りました。これからもいろんな発見を教えてくださいね。


とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

夜の観察会の様子が、もう少しよく分かればいいなあ。アカネズミやヒミズがどんな暮らしをしているのか等が書いてあると、なぜ夜に観察をするのか、その理由が分かるのですが。また、どのくらいの時間待ったのかなあ、そんな情報もあると、生きものと出会うことの大変さがもっと伝わってきたと思います。
 

 

富士川っ子エコクラブ ①の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

毎月の自然観察や農作業等の活動内容がよく分かります。
8月の水生生物調査では、カニやはや、トビケラやカゲロウの幼虫が見つかったみたいですね。今回見つけた生き物から考えると、調査した川はきれいな水質のところみたいですね。みんなが住んでいる近くの川なのかな? 調べた生き物に点いてはたくさん感想があるけど、富士市に住んでいない人にも分かるようにしてくれるとさらにいいんだけど。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

富士川っ子クラブは、大きい学年の子がサポーターになって、小さな学年の子のお世話をする仕組みがあるのかな。兄弟以外の人のお世話を小さい頃からする経験は、きっと成長して大人になっても役に立つことまちがいなし。どんな風にサポートするのかとても気になります。その他にも、「じっくさん」がテレビに出たお話があるように、たくさんの大人の人が、みんなの活動を支えているのかな? どんな人たちで活動をしているのか、そのことも今度はぜひ新聞で教えて下さいね。
 

富士川っ子エコクラブ ②の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

この新聞のタイトルの中で、とっても気になる言葉が「モリッチ」。モリッチって何だ?と、まずその記事に目が行きます。
そうか、クラブのリーダーさんが、モリッチと言う何かをいろいろなところに隠し、それを出来るだけたくさん見つけたチームが勝ち、と言うゲームのようですね。得点の高いゴールドモリッチもあるみたい。班活動をしながら、班の人が仲良くなる良い企画ですね。望月さんの作文で、あまりやる気のなかった望月さんが、モリッチのおかげで、学校とは違う環境の中での活動に参加して良かった、と書いてあります。「モリッチを探せ」を考えたリーダには大変うれしい感想でしょうね。


とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

ネイチャークラフトの活動も楽しそうですね。オリジナルで楽しそうな作品がたくさん並んでいます。ドングリを使っているようですが、富士川っ子クラブさんの活動場所ではどんな種類のドングリが見つかるのでしょうか?
クラフト作りをするとともに、木のことについて学んだと思うので、ぜひそのことも新聞に書いて知らせて下さいね。

 

愛鷹アースレンジャー さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

赤渕川でのハコネサンショウウオの観察について詳しくレポートが書かれています。感想で、捕まえるのが大変なこと、どこにいるのか、触った感触なども書いてあり、みんなで一生懸命探している様子も伝わってきます。また、小さく冷たい水にいるサンショウウオを傷付けないような気配りもあっていいです。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

年に1回毎年同じ時期に観察することは、その地域の自然や生き物を調べるためにも大変有効で大切な活動です。
新聞に、これまでの5年の調査について書かれていますね。サンショウウオの数は、このグラフからは、増えているのか減っているのかは読み取れませんが、地元の大人(専門家)はどのように考えておられるのかな? 身近にいる生き物を通じて、自分たちの住んでいるところの自然を守っていく気持ちがみんなの中に少しでも感じられたらいいですね。

 

西澤師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに! 

エコまるjumping.bmpのサムネール画像

静岡県 その①イオン清水チアーズクラブ

静岡県 その ②三島市環境探偵団

静岡県その③ 富士市のクラブその①

静岡県その④ 富士市のクラブその②

静岡県その⑥まきのはら水辺の楽校
 

ご意見ご感想もお待ちしております!
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1-4-16 馬喰町第一ビル9階
公益財団法人 日本環境協会
TEL:03-5643-6251 FAX:03-5643-6250
Email: j-ecoclub@eic.or.jp

2013年度の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html

師範紹介その1 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111133.html
師範紹介その2 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111145.html