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壁新聞道場!

【壁新聞道場!】たのもーーーう!福島県

2013.08.30 掲載

福島県は5枚のかべ新聞の応募があったよ!今週は西澤師範です!お願いしまーす。

郡山市「海老根エコクラブ」 郡山市「湖南エコクラブ」
身近な自然を調べよう みんなでチャレンジ!エコが広がる湖南町
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郡山市「片平小学校エコクラブ」① ② ③
エコキャップ活動についての連携活動

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☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆

海老根エコクラブ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

10名のエコクラブメンバーで、学校全体の活動を率先して進めていること、また全体的にどのようなことが出来たのか、新聞の最初のコラムで書いてあるのでよく分かります。その後、それぞれの活動について細かく説明してあるので、さらに海老根エコクラブの活動について深く知ることができますね。とりわけ、ポイ捨て禁止看板作成と、海老根伝統手漉き和紙の記事が目を引きました。看板を作る作業の中で、みんなでよく話し合って時間をかけて看板を作った様子がよく分かります。また、和紙づくりは、地元の伝統や、地元の自然と私たちの暮らしが繋がっていることを体験を持って知る良い機会ですね。とりわけ、卒業証書を手作り和紙でもらうことで、一生の宝になること間違いなしですね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

アレチウリという植物を通じで外来植物のこと、在来植物のことを知る、というのは環境を考える上で大切な切り口です。在来種と外来種の違いを観察しているのも面白く、その比較の項目に「役に立つか」比べているのはとてもユニークですね。こんな風に小学生ならではの目線でぜひいろいろな環境について探求して行って下さい。

ただ、どうしてアレチウリが日本で繁殖するようになったのか、除草することで解決できる問題なのか、もう少し掘り下げて勉強して欲しかったなあと思います。


湖南エコクラブ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

いろいろな活動を行っていること、どんなメンバーが活動しているのかなど新聞を読んでいるとよく分かります。水質調査は、猪苗代湖の浜辺、沼、川と同じ水辺でも生態系の違う水辺を調べたんですね。この調査を通じて、水質だけでなく、他のこともたくさん学んだに違いありません。

湘南エコクラブの一番いいところは、みんなの活動を学校の中だけでなく、学校の外の人にもちゃんと伝えているところですね。学校内での発表のために作った展示物、コナンツリーとはり絵、大きさにびっくりです。作るのに時間がかかったでしょうね。真ん中のキャップで「4」を表したのは何の意味があるのかな? 4年生でつくったのかな? 私には分からなかったのが残念。 

湖南エコクラブは、小学生と中学生という年れいが違ったメンバーが一緒に活動しているようですから、それぞれ刺激し合って活動をもっと充実させて下さいね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

次回は「猪苗代湖」だけをテーマにしてみてはどうかな? 猪苗代湖の特徴など調べたこと、そして調べて分かったことから、みんながどう感じたのか、これからどんな活動をしていきたいのか、地域の人とどう一緒に活動しているのか、地域の人は湘南エコクラブのことをどう思っているのか、など新聞にまとめてくれると、みんなにとって「猪苗代湖」とはどういうところなのか、読んでいる人に詳しく伝わると思います。

片平小学校エコクラブ①の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

「リサイクル」や「エコキャップ集め」をテーマに大変見やすく説明できたと思います。一つの学校で154万個のエコキャップが集まり、1929人分のポリオワクチンに変わる、というのは活動の成果が見えて分かりやすいですね。

エコキャップで世界の子どもが救われること、このこと自体は悪いことではないのですが、「片山小学校」に関係している人たちで154万本のペットボトル飲料が飲まれたことについてはみんなで話あったりしましたか? リサイクルすることは大切ですが、ごみを買わない、ということについてもみんなで考えてくれるともっと良かったのになあ、と感じます。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

皆さんのお家では、急須でお茶を飲んだりしていますか? 私が住む京都ではお茶の生産も盛んなので、地元の子どもエコクラブのメンバーと一緒に、お茶摘み、お茶作り、そして急須でお茶を楽しむ、という活動をしています。茶葉からお茶を飲むこと、いろいろな容器に入っているお茶を飲むことで、どのくらいごみの量が違うのか、を調べてみるのもいいかも。リサイクルからリデュースにテーマを移して、これからも活動を進めて下さいね。


片平小学校エコクラブ②の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

地球温暖化が起こっている原因やその影響について、イラストをうまく使って伝えようとしています。青い「ふきだし」で解説している部分は、「なんて書いてあるんだろう?」と興味を引かせます。とりわけ、「日本は、四季のうつり変わりが楽しめる国でなくなってしまうかもしれません」、という解説は私たち日本人の心に響きます。 四季がない日本って想像できますか? 

最後に、私たちに何ができるか、が「一人一人が地球のことを考える」だけで終わっているのが残念だなあ。一人一人が実際どんな活動ができるのか、もしくはもうしているのか、そんな情報も書いてあれば、なお、いいと思います。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

せっかく地球温暖化問題について調べたのだから、もう少し自分の住む日本、もしくは福島県や郡山市の状況(影響)なんかを調べてみるのはどうだろう?みなさんのおじいさん、おばあさんの頃と現在では、どんな違いがあるのだろうか?

氷が張ったかどうかなど冬の寒さについて調べたり、夏の暑さがどんな風に変わってきているのか、本当に日本は四季が無くなって来ているのかなど調べたりしたらどうだろう。そして、地域のことを調べる時に、ぜひ地域の人からいろいろ聞き取りをするとおもしろいよ。そして、自分の足で調べたことをもっと教えて欲しいなあ。


片平小学校エコクラブ③の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

「エコキャップ集め」活動について詳しく伝える新聞ですね。エコキャップアートで大きな「笑顔」の作品を作ったとのこと、私たちの生活から出てくる「捨てるもの」を活用してアートとして情報発信するのはとても大切なことです。

ただ、片山小エコクラブ①のコメントにも書いたのですが、片山小学校でたくさんのエコキャップが集まったということは、それだけたくさんのペットボトル飲料が飲まれたことになります。リサイクルすることは大切ですが、ごみを買わない(リデュース)、ということについて、どんなことができるか、そこもしっかり調べて欲しいなあと思いました。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

エコキャップ運動って、日本でどの位の人が関わっているのかなあ? また、集めたキャップがどんな形で、どこの国の人たちのワクチンに変わったのか分かるのかなあ? 日本全体でどのくらいペットボトルの飲み物が買われているんだろう? 100本飲んだら100本リサイクルされているのかなあ? この新聞を読んでいるうちにいっぱい疑問がでてきちゃった。ぜひ、次の新聞では、そんな情報も調べてぜひ教えて下さいね。


西澤師範、ありがとうございました!つぎはどの地域のかべ新聞かな?お楽しみに!

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