活動レポート

活動レポート

田中川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2019年11月17日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川用水路

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

14日の「トライやる」の時に調査をした田中川用水路の暗渠の入口の所で調査をしました。1時間で、ミナミメダカの成魚約300匹、グッピーの幼魚~成魚約100匹、ヌマガエルの幼体4匹、ミナミヌマエビ約2000匹、テナガエビ1匹、ギンヤンマの幼虫6匹、コオイムシの成虫1匹がとれました。グッピーはメンバー達が合わせて約40匹を飼育用に持って帰り、残ったグッピーはナーセリーの畑の肥料にして、ミナミメダカも5匹だけ飼育用に持って帰り、他は全てリリースしました。

参加者のようす

用水路をタモ網ですくうと、網の中に絶滅危惧種のミナミメダカと外来種のグッピーの両方が入っている場合があり、小学生のメンバー達に教えながら、メダカとグッピーを選別しました。小さなグッピーの幼魚はメダカに似ているので、最初メンバー達は「どっちかな?」と言っていたのが、見分け方がわかってなれてくると、まようことなく同定しながら、それぞれのバケツに入れていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

ここの用水路のメダカもグッピーも、成魚はとても大きくて、たくさん生息していました。おなかが大きなグッピーも何匹もいました。毎朝、気温は5度位まで下がっていますが、寒さでグッピーが弱っているようすはなく、4面をコンクリートで囲まれている、深くてグッピーがたくさん生息している暗渠の部分の水温をはかると、18度もありました。ミナミメダカがたくさん生息しているこの用水路をグッピーから守りたいと思いました。

その他

報告担当:KR(中2)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは!
すごいですね、ミナミメダカ300匹とは!きっとその用水路がすみやすい場所なのですね。
グッピーも多いですね。これらの小魚の天敵はあまりいないのでしょうか?今回のつかまえた生き物の中にはあまりこれらを捕食する生き物がいませんでした。
冬場の用水路で冬をこせる場所を考えると、けっこう用水の暗きょの下が多いように思います。ドジョウなども冬場に暗きょの下のどろの中で冬をこしています。
どの生き物もエサがないと生きていけませんから、そこはエサが豊富なのかもしれません。せっかくなら、メダカ類のエサとなる植物性や動物性のプランクトンなどの調査もするとおもしろいですよ。
また報告してくださいね。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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