活動レポート

活動レポート

外来種キクイモのイモ(塊茎)の駆除と伊川~明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2016年12月30日

実施場所:

神戸市 明石川支川伊川~明石市明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

9人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

秋の調査のときに兵庫県注意種のキクイモの花を見つけていたので、駆除のためにキクイモをほりました。1時間30分かけて、2kg以上のイモがとれました。ほっているときにケラの成虫2匹とドウガネブイブイの幼虫10匹が見つかりました。ほり残しがないように小さなイモまでしっかりとりました。この場所には、今はまだ15株ぐらいしかないので、ふえて困るまえにみんなで駆除をしました。そのあと伊川から川の中を進み、明石川の合流点をこえて、明石川下流まで、30分間調査をしました。キクイモは、「カレー」や「つけもの」にして、みんなでおいしくいただきます。

参加者のようす

30分で、ミナミメダカ26匹、オイカワの幼魚6匹、ブルーギル3匹、ウナギ2匹、ゴクラクハゼ1匹、ドジョウ1匹、チチブ1匹、ゲンゴロウブナ1匹、ミナミヌマエビ30匹、テナガエビ3匹、ヒラテテナガエビ1匹、ハグロトンボの幼虫1匹、ギンヤンマの幼虫1匹、アメンボ1匹、イシマキガイ5匹がとれました。ブルーギルとゲンゴロウブナは、駆除をして食用にもちかえりました。気温10度 pH7.2 総アルカリ度40㎎/ℓ 総硬度120㎎/ℓ 亜硝酸性窒素0.15㎎/ℓ 硝酸性窒素10㎎/ℓでした。キクイモの駆除も調査も、みんなでがんばりました。

感想・気づいたこと・考えたこと

キクイモは、たくさんとれて、楽しかったです。川の調査は、外来種が多かった気がするので、へらしたいです。キクイモは、大きいのがあったり小さいのがあったりして、おもしろかったです。キクイモは、根元からすこしはなれたところにもあって、1本にたくさんついていました。川の調査は、キクイモをほるのがたのしくて、ながくなってしまったのであまりできませんでした。でもゴミや外来種がたくさんあって、とてもざんねんでした。

その他

報告担当 OS(小5)

玉一アクアリウムのみなさん、報告ありがとう。
伊川から明石川下流までの水質とどんな生物がいるのかがよくわかる、きちょうな報告です。
キクイモは、自然の中では生態系をみだす外来種だから除去するようですが、健康食品として栽培される役に立つ作物でもあります。
昔、かちくなどの飼料用として日本に入ってきたといいます。
例えば、面せきあたりどれだけとれるのか、また植物としての強さとしてはどの程度かを考えて、人が計画的にだれも管理しなくなった畑などの土地(耕作放棄地:こうさくほうきち)になどで栽培したら、どうなのかなと感じます。みんなはどう思うかな?
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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