活動レポート

活動レポート

(夏編)市街地の用水路観察会に参加したよ

岡山ハッケンジャー (岡山県)

活動日:

2016年07月30日

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

<春><夏>2回、市街地の用水路で行われる恒例の水辺教室に参加した。いつも、同じ時期に、同じポイントで行われているので、過去の記録とも比較できる。街の中心を流れる用水路を観察できる貴重な機会だ。用水路掃除の為に、水門を止めるタイミングで行われるので、ふだん2メートルほどの水深を、10~40㎝(場所により異なる)ほどに下げる。

他の参加者の方、30名ほどと、一緒に魚をとった。

参加者のようす

まずはメンバーの恒例行事。観察会の1時間前に到着し、用水路の上からチェック。

<2016春>にはほとんど見られなかったタナゴのなかまがたくさん見られた。また、<2016春>になぜか見られなかったオイカワも、いつもどおり沢山泳いでいた。オイカワの群れにひときわ大きい魚がいて、曲がったような口を盛っていた。どうやらハスのようだ。
砂が堆積した場所には、10㎝を超えるカマツカがたくさん泳いでいた。

その他、上から見たところでは、ヌマムツ、ムギツク、ヌマチチブ、ギギなどが多かった。コウライモロコらしき群れも見られた。

明らかに<春>よりは多い。ワクワクが高まった。

感想・気づいたこと・考えたこと

実際に、川に入って網ですくってみると、タナゴのなかまは、カネヒラ、ヤリタナゴ、アブラボテの3種類が見られた。秋のはじめから繁殖するカネヒラは、婚姻色でヒレがピンク色になりかけていた。反対に、春に繁殖するヤリタナゴは、婚姻色は見られなかった。

その他、<春>にも多かったウキゴリや、ヨシノボリのなかまも多かった。数は多くないが、カワヒガイ、ゴクラクハゼ、スジシマドジョウも見られた。

タナゴが卵を産み付けるイシガイ科の2枚貝は、<2016春>と同じく、6種類出たが、やはり量は少ないと感じた。

その他

観察会の最後、メンバーで後片付けに参加した。講師の方ともお話できる。また、とれた魚を川に逃がす時に、あらためて観察できるので、貴重な機会だ。


ミシシッピアカミミガメをこれからどうしていくか?という話になった・・・。問題になっている外来種ではあるが、カメを目の前にすると、、、なかなか駆除などは心理的に抵抗がある。。

岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
定例の魚の観察会の報告ですね。毎回同じことの繰り返しですが、それを続けることが環境の変化を知る第一歩です。Think globally、Act locally! (世界規模でものを考え、身近な地域で活動しなさい)という言葉があります。定例の観察会からも、地球規模の環境変化を考え、行動に移していってほしいと思いました。
観察会では、タナゴが3種類も観察されましたね。岡山県では、いずれの種も絶滅の恐れがある種に指定されています。これらの種を守るためにも、環境を見守ってほしいと思います。タナゴが卵を産みつけるイシガイの様子も報告されていました。魚だけではなく、幅広い見方をするのは大切なことです。調査を続けてください。
最後に、外来種の問題は難しいですね。「カメを目の前にすると、駆除には抵抗がある・・・」と報告されましたが、その通りですね。なかなか解決策の見つからない問題ですが、これだけは忘れてなりません。それは、“人が外から運んできた動物”が外来種であることをです。
次の報告も待っています。
エコまる
岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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  • クラブ名岡山ハッケンジャー
  • 所在地岡山県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

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