活動レポート

活動レポート

地球の歴史を勉強したよ

岡山ハッケンジャー (岡山県)

活動日:

2016年07月16日

参加メンバー&サポーター数:

8人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

岡山でも始まった「生命大躍進展」に行ってきた。約40億年前から人類までの、生きものの進化の歴史を紹介していた。それぞれの時代の中で、遺伝子がひきおこした進化のドラマにメンバーもサポーターもワクワクしっぱなしだった。

参加者のようす

アノマロカリスをはじめとする、カンブリア紀の不思議な生きものにドキドキした。また、シルル紀にくらした史上最大級の節足動物・巨大海サソリの化石や、ヨロイをまとった巨大魚・ダンクルオステウスなど、楽しい展示のオンパレードだった。

とくに面白かったのは、脊椎動物の進化の展示。魚類の一部が進化して上陸生活に適応し、初期の両生類が出現するあたりは、ワクワクする化石がたくさん見られた。

面白いと思ったエピソード。

魚類ははじめはアゴを持たず、口を開けっ放しにして海中の有機物を食べていた。それが、エラを支える骨の一部を進化させ、アゴを獲得した。アゴをもったことで、獲物を力強くかむようになり、食う・食われるの関係がたくさん生じた。追う・追われるの生存競争が激化した。生存競争を生き抜くために、あらゆる方向に進化が起こって、個性的な魚が出現した。など、おもしろい話ばかりだった。

また、肉鰭類という「ヒレに筋肉をもつ」魚類が、浅い水辺で、ヒレを四足へと進化させた話も面白かった。魚が、ヒレを、腕・手首・指へと進化させ、同時に、首・肩・腰を獲得する展示はドラマティックだった。化石を見ながら楽しく学べた。

感想・気づいたこと・考えたこと

魚類、両生類、爬虫類(恐竜をふくむ)、鳥類なども、広い目で見ると「同じ脊椎動物のなかま」なんだと、すごく親しみを感じた。
また、古代から脊椎動物のライバルだった節足動物についても、同じ歴史を生き抜いてきた地球の仲間に思えてきた。

さらに、地球の生き物を大きく2グループに分けると、細胞に核を持たない「原核生物」と、細胞の核にDNAをしまいこんだ「真核生物」に分けられるそうだ。最近、勉強した「きのこ(菌)」ですら、僕たちと同じグループということが分かった。

過去・現在を含めて、地球の色々な生きものを、さらに身近に感じることが出来た。進化の歴史の上に生きている、現代の生き物はかけがえのないものだと感じた。さまざまな生命のバトンを、未来の地球にひきつがなければならない。

その他

地球の歴史上で、過去5回起こった大量絶滅(ビッグファイブ)について学んだ。気候変動、いん石の落下など、原因は様々だった。現代でも多くの生き物が絶滅しかかっている。その現実をうけとめ、真剣に未来の地球について考えないといけない。

岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
実は、私も東京で開催した「生命大躍進展」を見ました。ダイナミックな進化の過程を、貴重な標本をみながら学習できる貴重な展示だと思います。今回のクラブのレポート、しっかり読ませていただきました。メンバー一人ひとりが展示を見たことで、生きものに対する認識が深まったと感じ取ることができましたよ。
進化というと、化石などの過去の生きものを調べることと思うかもしれませんが、実は現世の生きものを見ることからも研究はできます。
例えばハチの巣作りのようすを観察すると、“エサを集める”、“巣をつくる”、“卵を産む”の3種の行動が見られます。クモバチとアナバチ、スズメバチでは、3種の行動の順番が違うのです。これを観察するだけでも、進化について学ぶことができます。研究は、身近なところにもかくれています。ぜひ、みんなの素直な目を生かしていってください。
「さまざまな生命のバトンを、未来の地球にひきつがなければならない。」という一文を読みました。まさしく生きもののレーゾン-デートル(存在意義)だと思います。
岡山ハッケンジャーのみんなが次はどんな経験をするか、楽しみに報告待ってます。
エコまる
岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
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クラブのプロフィール

  • クラブ名岡山ハッケンジャー
  • 所在地岡山県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

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