活動レポート

活動レポート

薪で暖をとり、水をくむこどもたち。

みどりのゆび (富山県)

活動日:

2011年01月03日

実施場所:

自宅とその周辺

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 分野その他 分野その他

SDGs:

活動内容

 みどりのゆびは薪ストーブで暖をとります。
家族のうち、祖父が薪を調達します。市のテーマパーク、リンゴの果樹園、農家などの知り合いの、林や木の間採を引き受けていただいたものです。
そして冬の間りんごや桜、杉やキブシ、ナラや松、さまざまな木のおかげでわたしたちは暖かく暮らします。
 その大切な仕事である火おこしと、火をたやさないこと、その見張りとをこどもたちは毎日します。
 おもに悠鯉樺が火を起こし、ふたりで薪をくべます。居彌はこのお正月、初めて薪割りに挑戦しました。
 そして家から約250メートルの、駅前のス―パーマーケットまで、「おいしい水」をくみに行くのもこどもたちがやります。
3リットルのタンクを二つ使って、歩いて往復します。
 

参加者のようす

 薪ストーブの火起こしは、じいじにおそわりました。
悠鯉樺は、この年末からお正月にかけて、火起こしを3分から5分で完了させられるようになりました。 
 燃えやすい針葉樹のこっぱや細い枝や木の葉をしたに、針葉樹の細めの薪をそのうえに、大きめのものをさらにうえに、空気がはいるようにして組み上げます。したに新聞紙をくしゃくしゃにしてさしこみ、
火をつけます。
薪ストーブの炎を眺めながら、物語の朗読や、音楽に合わせてダンスしたり、絵をかいたり、工作やものづくりをしたりします。デスクワークに疲れるとポールをつかって体操やストレッチ。
 また、飲み水は、むかしなら沢や井戸にくみにいったところを、ちょうどよい距離のところにスーパーマーケットがあるので、水をくむということを生活の一部にしました。
 水くみでは、ス―パーでは、タンクを420円で買うとあとは無料で水をいただけます。ス―パーマーケットへの往復はこどもたちの日課のひとつです。
 むかしのような水争いがなく幸いなのに加え、こどもたちは、いまでは親切なレジのお姉さんたちと、すっかり仲良しです。

感想・気づいたこと・考えたこと

薪の火の「おかげさま」がたくさんあります。
 洗濯物の乾かない湿度の高いきたぐにの冬が、乾燥機を一度も使うことなく乾かし、暖をとり、料理をし、洗濯物ものも、一晩で乾きます。
 煙突から垂れるやにのしずくを集めてまた使います。
灰は畑の肥料に、春に山で摘んだわらびのあくぬきに、と何一つ捨てるところがありません。
 紙のごみもぐっと削減できます。
 たやすくはない薪割りや材の調達、火起こし、さらには水くみ(これは志向性でえらんだもの)
どれをとってもたしかに手がかかります。
 からだと手を使い、その技能を発揮して、資源を活用することを深く体感する日々です。

その他

いのちのめぐみと、健康だからこそ、の恩恵とありがたさが身にしみます。
 はじめは子供たちがちいさくて危ないのでは、という心配がありましたが、こどもたちはよくわかって、やけども事故もなく火と付き合っています。
じいじにたくさんのことを教わり、ともにおので薪を割り、母の料理をまつあいだ火のそばでくつろぎます。母も家事のあいまにほのおに癒されます。
また、水汲みではふたりコンビででかけ、あらたな人との出会いがあります。
 お疲れさま!と声をかけてもらい、こちらもお姉さん頑張ってね!とエールを送って帰ってきます。
こうなると、寒い雪のふる冬だからこそ、よけいにあたたか!です。

エコまる
みどりのゆびのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
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クラブのプロフィール

  • クラブ名みどりのゆび
  • 所在地富山県
  • クラブの種類家族親戚

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