活動レポート

活動レポート

地域の方との交流風景

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2015年05月30日

実施場所:

福山市本郷川

参加メンバー&サポーター数:

14人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

活動内容

 毎年、本郷川で水生生物調査を行っています。生物多様性の豊かさが本当にすばらしい川だということはいつも感じています。それだけでなく、この川の流域で暮らしている方々の関心もとても高くて、他の川の調査の時に比べ、幼い子・主婦の方・お年寄りなど、みんな「何が採れますか?」と次々にたずねてきます。生き物に対する関心の高さと川の良さは比例しているみたいでした。

参加者のようす

 まず、お年寄りの方に次々と質問攻めにあいました。ウナギが採れていることやゴクラクハゼ・腹部が青くなったシマヨシノボリなど、部員たちが次々と見せながら説明していました。昔、もっときれいだった頃の川の様子も教えてくださいました。
 続いて主婦の方々がやってきて、バケツをのぞきながら部員たちに質問していました。頑張ってねとエールを下さいました。幼い子とお母さんも来られました。たまたま中学部長が外来種のミシシッピアカミミガメの幼体(ミドリガメ)を採集していて、手渡してあげていました。普段の表情とまるで違い、ほおが緩みまくっていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

1.部員たちが、ほぼ的確に説明し、それぞれ訪ねてきた方々が喜んでおられた様子が見ていて嬉しかった。
2.ウナギがまだたくさんいることが地域の方にとっては一番の感激のように見えた。どちらかというと部員たちは、変わった魚の方が好きなのだが・・・
3.幼い子へミドリガメを手渡した部員は、必死になって「飼ってもいいけど逃がさないこと! 外国からきたカメで在来のカメを滅ぼしかけているんだ」ということを説明していた。通じただろうか? 幼児と彼のやりとりには、腹を抱えて笑えた。

その他

 わずか1時間程度の調査中にこれだけ多くの方が来られる。いろいろ聞かれる。川への関心の高さが川の自然を保つことにつながっているのか、川がきれいで身近な場所だから関心が高くなるのか分からないけれど、こういう地域との自然体での交流はすてきなことだと思った。

環境科学研究部の皆さん、こんにちは。本郷川は、農業用水として利用されています。田のまわりと水路の行き来が、工夫されると生物が多様で豊富になります。
 生物が多様で豊富になると、川と生き物に関心が高くなり川を大事にします。川は汚れなくなりますよね。川の汚れと関心の高さの関係が比例すると言うとても大事な事に気がつきました。他の地域でも、身近な川が本郷川のようにきれいになると、地域の人々が川に、魚に関心が高くなり、自然の保全が更に進むと思います。
外来種を飼うのは良いが、どうすれば良いのかを一生懸命に幼児に説明している、ほほえましい光景が目に浮かびます。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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