活動レポート

活動レポート

この魚は何でしょう?

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2015年04月28日

実施場所:

盈進中学校情報教室

参加メンバー&サポーター数:

13人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

 Oサポーターによる淡水魚学習会が、今日も行われました。最近以前よりも増して意地悪くなり、中国大陸で採集したものや日本にいないものや学名さえよく分からないものまで、調べさせようとします。始末に負えないのです。
 今回は、次の写真を提示して「この前採ったやつだから安心して調べていいよお。福山市の近くだし、川だからね。」と言って去って行きました。

参加者のようす

 淡水魚図鑑とインターネットを駆使していつものように調べていきました。どうしても当てはまる淡水魚が出てきません。見た目は、イトモロコやコウライモロコ・スゴモロコに似てはいるのですが、目の大きさが全く違います。
 「目が出とるからデメモロコじゃ!」と叫ぶ部員につられて、みんなデメモロコを調べ始めました。『デメモロコは、むしろスゴモロコより眼球は小さい』と図鑑に書いていたりして、みんながっかりです。
 とうとうギブアップして、Oサポーターに答えを聞くことにしました。くそっ!

感想・気づいたこと・考えたこと

1.答えは、コウライモロコ・スゴモロコ(最近同種扱いされつつある)であること。
2.目が大きく飛び出し、出目金のようになっているのは「ポップアイ」といって、「病気である」こと。
3.水質が悪い中では、こうした病気の個体が時々見られ、今回は少なくとも数個体採集できたこと。
ということでした。

その他

 つくづくOサポーターは、性格が悪いと思いました。ただ、おかげでうたがって調べるくせが、部員たちみんなについてきているみたいです。例えば、一見良いことのように思える放流も、環境の改善がないままだと、命の見殺しにすぎないとか・・・

盈進中学高等学校 環境科学研究部の皆さん報告ありがとう。
難問も、たまには薬です。仲間と討論しながら問題を考える様子と頑張りがよくつたわってきます。今回は図鑑などで簡単に解決できない学問の奥深いところを垣間見たわけですね。疑う癖は必要。分類学の有用性もわかったかな。最初はうんざりするかもしれないけど、始めてみればどれも面白いものですよ。たった1つに気付くかどうかが運命の分かれ目という場合があり、これは一例です。
環境の改善が必要なら環境工学、農学、経済の目を持たないといけませんが、意外に簡単に解決できる場合もあるから調べる価値があります。農薬、化学肥料の有用性と害、また商工業排水の簡単な浄化法の調査研究も必要かもしれません。これからも広い視野を持つ勉強を期待します。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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