活動レポート

活動レポート

感謝祭へ向けて 採集①

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2014年09月07日

実施場所:

備後地域島嶼部干潟

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

活動内容

 今年も学校の最大イベントである感謝祭が10月初めに行われます。地域の方々に感謝の思いを込め、さまざまなおもてなしをしていきます。私たちは、今年サポーターからの提案である「それでもコイは鯉」を激しく拒絶し、「備後の干潟にすむ生き物たち」をテーマに夏休みから分担を決め、掲示する資料を集め、この日精鋭部隊とともに採集に赴きました。

参加者のようす

 この日は、天気も良すぎる中、飼育展示用の干潟の魚たちをたくさん採集できました。芦田川や松永湾の干潟だと泥が深すぎて歯が立たないこともあり、サポーターがあらかじめ小さな干潟をいくつも下調べしていてくれました。
 ビリンゴ・ヒモハゼ・ニクハゼ・ツマグロスジハゼ・シマイサキ・コショウダイなど、メジャーではない魚たちを次々と採集できました。
 潮が満ちてくると、さすがサポーターは、ゴンズイ稚魚の群れを見つけ、数百匹ゲットです。これは見栄えがするぞ、と大はしゃぎしました。

感想・気づいたこと・考えたこと

1.絶滅の危機にある生き物たちだけにスポットライトをあてても、関わりのない人たちの関心は深まらないのかもしれない。だったら、できるだけ丸ごと「干潟の生き物の多様さを見せ、圧倒しよう」という部員たちの考え方は正しいと思った。
2.ビリンゴなど採集した魚たちは、すべて傷つけないように慎重に用意しておいた容器で持ち帰った。
3.ゴンズイ稚魚の群れは、90cm水槽に入れ、本当にきれいだった。

その他

 中国新聞社から発刊している「命のゆりかご~瀬戸内海」という本の中に、「海水温上昇のため備後地域でゴンズイが増えている」という猟師さんの談話が出てくるが、確かにその通りだとみんなで話し合った。というのもこの後幾度となく採集に出かけ、ゴンズイに出会うからであった。

盈進中学高等学校 環境科学研究部のみなさんへ
研究部の皆さんの自主的で創造性のある活動をいつも楽しく拝見しています。サポーターのみなさんの協力体制も心強いですね。
また希少種、絶滅種だけでなく、自然の視点をもってその関心を高めていこうという考えはとても素晴らしいと思いました。感謝祭の報告も楽しみにしています。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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