活動レポート

活動レポート

春の干潟は稚魚たちのゆりかご!

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2014年03月29日

実施場所:

備後地方の干潟

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

 午後からいつもの干潟の調査地点へ出かけました。春の干潟のようすを知りたいと考えたからです。備後地域の干潟は、33年前に河口堰が完成してから、アサリ・シジミといった水産物なども壊滅的な状態となったそうです。今もヘドロがいっぱいで、とても人を寄せ付けない死の海のようなムードが漂っています。
 ただ、昨年の秋から調べ始めてみると多様で貴重な汽水魚たちが生息していると分かったため、1年間を追って調べてみることにしました。

参加者のようす

 驚いたことに、タモ網で採集を始めると、いつものハゼ類だけでなく、次々とカレイ類の稚魚が採れていきます。たくさん群れているのです。この時期に汽水域を利用して成長していることが分かりました。
 また、カレイ類だけでなく、さまざまな魚の稚魚が採集できました。あらためて干潟の大切さを感じながら、帰って種名を調べることと、クラブでの学習会をすることと、再調査の必要性を感じました。

感想・気づいたこと・考えたこと

1.左の写真は、マコガレイとイシガレイの稚魚を並べたものとイシガレイをはっきり撮影できたものです。どちらのカレイも稚魚着底期に河口を利用するのです。それにしても数の多さに驚きました。他の似たような干潟で何度か採集しても、こんなに採れることはありません。
2.右の写真は、少し海の方へ下った地点で採集したアサヒアナハゼ・タケギンポ・アイナメ・タケノコメバルの稚魚たちです。海藻のアオサが流れ藻になった中に身をひそめていたりしてこれから成長していくのです。
3.この他にもマゴチの稚魚など、多くの魚たちが春の干潟で生活していました。川から干潟に注ぐ栄養と太陽からの光の恵みとで、珪藻などのプランクトンがたくさん生まれること、外敵から身を守れる浅さと泥地であることが、「稚魚たちのゆりかご」をしっかりつくっているんだなあ、と感動しました。

その他

 いつものように調査した結果は、部員たちで学習会をしました。
 そして、調査は続行となりました。

盈進中学高等学校 環境科学研究部のみなさん、活動報告をありがとうございます。いつものように細かい報告で、分かりやすいですね。さて、一度、環境が変化すると、それに伴って動植物などにも大きな変化が起こります。しかし、生物は回帰することが多いものです。ただし、以前のようにとはいきませんが。今回の報告は、河口堰の建設によって干潟の環境や生物の変化についてで、大変興味深いものです。本当の「稚魚たちのゆりかご」になってほしいですね。是非、継続調査をして、その様子を報告してください。同時に、生物保護について、できることがあったらやってみてください。次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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