活動レポート

活動レポート

モリアオガエルの卵を見つけよう!

NYAXA(ニャクサ) (兵庫県)

活動日:

2013年06月16日

実施場所:

伊勢自然の里・環境学習センター

参加メンバー&サポーター数:

2人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

観察会に参加しました。

参加者のようす

はじめに、元理科教師の谷口先生が製作されたDVDを鑑賞し、カエルの生態について学びました。

講義の後は、外で卵塊の観察です。
昨年は、卵塊を見つけた場所にさす棒を持っての散策でしたが、今年は空梅雨です。卵塊は非常に少なく、あらかじめ施設スタッフやボランティアの方たちが見つけておられた場所へ案内していただきました。

5月に産卵された卵塊は黄色くなり乾いていました。そのままでは干からびてしまうので、いくつかを水の中へ落としました。そのうちひとつのなかに、孵化したばかりのオタマジャクシを見つけることができました。
卵塊の数は少なかったですが、直接卵に触れてみたり、オタマジャクシを間近で観察できました。

空梅雨に加え、シカやイノシシが水辺の草を食べて産卵場所が荒れた事もあって、卵塊の数は合わせて20個と とても少なかったようです。

参加者の子供さんが、生体のシュレーゲルアオガエルを見つけたので見せてもらいました。

感想・気づいたこと・考えたこと

最初に見たDVDの中で、中学生にインタビューをしていたんだけど、カエルが嫌いだっていう子がいてびっくりした。僕はカエルが好き。とくにモリアオガエルやシュレーゲルアオガエルやアマガエルは、とっても目が可愛い。

モリアオガエルは雨の夜に産卵するらしい。観察会の前の日は1日雨だった。それまで全然降っていなかったのに。だから、出来立ての卵塊を観察できたよ。古いのは黄色いけど、新しいのは白くてキラキラしている。

乾いた卵をやぶったときにオタマジャクシがでてきてビックリした。ビオトープの水の中にはなしたよ。大きくなるといいな。
卵塊をさわったら、ふわふわでマシュマロみたいだった。

DVDの中でカエルが蛇に食べられるところもみた。ちょっとかわいそうって思ったけれど、蛇もゴハンを食べなきゃ死んじゃう。
人間も色んなものを食べる。食物連鎖や生態系のなかに、みんな入っているんだ。

カエルの手の先に大きな吸盤がついているのは、木に登る種類だからだ。跳ぶのも敵から逃げるため。生きもののかたちや動きにはみんな意味があるんだって。生きるために色んな力をつけるんだよ。

その他

モリアオガエルの生体は、谷口先生が観察用につれてこられたものを見せていただきました。

環境学習センターは自然がいっぱいだったろうと想像します。モリアオガエルの卵は、白くて、人の手の大きさぐらいのふくろになっていて、木にぶら下がっていたと思います。卵は、よく見るとふくろの中で3ミリほどの白いつぶになっていますよ。見たでしょうか。ふ化したオタマジャクシは、ポトリ、ポトリと池の水の中に落ちていきます。何百ものオタマジャクシが落ちていきます。だけど、池の中にはイモリなどがいて、オタマジャクシをゴチソウだと思って、食べてしまうのです。生き残ったオタマジャクシがカエルになりますね。DVDで習ったと思います。そのカエルもヘビに食べられて、生き残るカエルは生まれたオタマジャクシの数より、ずっと少なくなってしまいます。そして、生き残ったカエルが卵を産み、卵がオタマジャクシとなり、食べられ…このように命がつながり、食物連さもつながっていきます。生態系と言うとなんだか難しい言葉ですが、自然界はこのようにしてできていることを体験学習され、すばらしい機会だったと思います。ほかの生きものや植物の生態を学ぶと、世の中には、さまざまな命がたがいに協力し合ったり敵対したり、食う食われるの関係になったりすることがわかってくると思います。そして私たちは、小さな命を守るために、今どんなことを行うべきか、そういう思いになってくれると、「カエルきらい」のお友達も、「カエル好き」になってくれると思います。
エコまる
NYAXA(ニャクサ)のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
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クラブのプロフィール

  • クラブ名NYAXA(ニャクサ)
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類家族親戚

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