活動レポート

活動レポート

明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年11月05日

実施場所:

明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

8人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

干潮の明石川下流で2時間調査をして、キチヌの幼魚約100匹、ミナミメダカの未成魚~成魚約40匹、ヒナハゼの幼魚~成魚10匹、シマイサキの幼魚7匹、アベハゼの幼魚~未成魚6匹、ニホンウナギの幼魚~未成魚3匹、チチブの未成魚2匹、ギンブナの成魚1匹、ボラの未成魚1匹、タイワンドジョウの未成魚1匹、ブルーギルの幼魚1匹、イセゴイのレプトケファルス幼生1匹、ウシガエルの成体1匹、クサガメの成体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約50匹、ミゾレヌマエビの幼体~成体約50匹、ヨシエビの未成体12匹、テナガエビの未成体~成体4匹、クロベンケイガニの未成体4匹、モクズガニの幼体~成体4匹、オオヒライソガニ属の幼体2匹、種名不明のカニのメガロパ幼生1匹、ハグロトンボの幼虫約30匹、ギンヤンマの幼虫5匹、タイワンウチワヤンマの幼虫1匹、ハイイロチビミズムシの成虫約40匹が取れました。ブルーギルはナーセリーの畑の肥料に、ウシガエルは食べるために駆除をして持ち帰ります。

参加者のようす

今回の調査では年長のメンバーが参加していて、大きなギンブナや、動きの速いボラなどを網で捕獲していて、それを幼年のメンバーが羨ましがっているのが印象的でした。また、イセゴイのレプトケファルス幼生を捕獲した時に他のメンバーも捕獲を試みて何回も同じ場所で調査を行なっている姿から、彼らの本気度が伺えました。

感想・気づいたこと・考えたこと

高校生サポーターがオオヒライソガニ属の幼体2匹を捕獲していたようで、これで明石川で3例目と4例目だと教えてもらいました。その瞬間に立ち会えてよかったです。また今回はキチヌの幼魚が多く取れ、これもキチヌの幼魚だろうと思っていたものがブルーギルだったのでとても驚きました。捕獲したウシガエルの成体は持ち帰って食べるそうなので、こういうところがアクアリウムだなーと感じました。また私の知らない生物を子供たちに沢山教えてもらえたので、本当に良い勉強になりました。毎回子供たちの知識には驚かされています。これからも子供たちを見守りながら自分も成長していきたいと思います。

その他

報告担当:NM(大学生サポーター)

玉一アクアリウムのみなさんこんにちは!
今回もたくさんの生き物がみつかりましたね。特にキチヌ(キビレ)やシマイサキなど、内湾や汽水域に生息する生き物が見つかるのは調査地域が河口で海に近い場所だからでしょうか?多くの生物がいることは「生物の多様性」で多様な環境が存在する証拠(しょうこ)です。これからも観察を続け、この環境を守っていってくださいね。季節によってみられる生き物が変化してゆきます。そんな状態を一つの図にまとめて、「明石川の四季の生き物」として発表してもらえたらと思います^^また報告してくださいね。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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