活動レポート

活動レポート

伊川~明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年10月29日

実施場所:

神戸市 明石川支川伊川~明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

伊川~明石川下流で調査をしました。2時間で、オイカワの幼魚~未成魚約120匹、ミナミメダカの未成魚~成魚約100匹、ヒナハゼの幼魚~成魚12匹、ボラの未成魚6匹、ドジョウの幼魚~成魚5匹、ニホンウナギの幼魚~未成魚3匹、コイの成魚1匹、シマイサキの幼魚1匹、ウシガエルの幼体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約700匹、ミゾレヌマエビの幼体~成体約50匹、ヒラテテナガエビの幼体~成体約50匹、ミナミテナガエビの未成体~成体約10匹、テナガエビの未成体~成体約10匹、アメリカザリガニの幼体~未成体3匹、ウシエビの幼体1匹、ヨシエビの未成体1匹、モクズガニの幼体~成体8匹、シオカラトンボの幼虫約20匹、コフキトンボの幼虫5匹、ギンヤンマの幼虫1匹、コヤマトンボの幼虫1匹、ウスバキトンボの幼虫1匹、サホコカゲロウの幼虫約20匹、ウデマガリコカゲロウの幼虫1匹がとれました。ウシガエルはナーセリーの畑の肥料に、アメリカザリガニは玉津第一小学校で飼っているオオクチバスとニホンウナギの餌に持ち帰りました。

参加者のようす

秋が深まってきて気温が下がり、川の水温も冷たくなってきたので服装が長袖長ズボンのメンバーが増えてきました。調査ではコイの成魚がとれてメンバーは興味津々でした。

感想・気づいたこと・考えたこと

今回の調査では神戸市絶滅危惧種Bランクのヒラテテナガエビの幼体が今年も沢山、明石川や支流の伊川に遡上して来ているのを確認する事が出来て良かったです。死滅回遊魚の仲間が捕れないかなと期待していましたが、今回は捕まえる事が出来なくて残念でした。死滅回遊魚は確認出来ませんでしたが、代わりに汽水性のウシエビやヨシエビなどの普段の調査ではあまり見る機会の無いエビを観察することが出来たので良かったです。

その他

報告担当:NA(高3サポーター)

玉一アクアリウムさん、レポートをありがとうございます。
先週に引き続きの調査で、今日は下流域の調査ですね。河川工事が行われた中流域とくらべると、川の流れも岸の植物の様子も、多様な環境が残されていると感じられます。実際、先週に比べ種数も多いようですし、神戸市の絶滅危惧種に指定されているヒラタテナガエビもたくさん観察できたようで、自然の豊かさを再認識できる結果となりました。
ところで、死滅回遊魚(しめつかいゆうぎょ)を記録できないか期待していたようですが、今回は確認できませんでした。これまでに明石川での記録はあるのでしょうか?ちょっと知りたくなってしまいました。機会があったら、教えてください。
秋が深まって、だいぶ涼しくなってきたので、服装(ふくそう)の調整もしながら調査を続けていってください。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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