活動レポート

活動レポート

揖保川研修2 揖保川上流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年09月18日

実施場所:

宍粟市 揖保川上流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

揖保川支流の染河内川で調査をした後「揖保川本流の上流でも調査をしたい」という意見が出て、いい場所がないか探して見つけました。アクアリウムで初めて調査する場所です。タモ網で1時間で、カワムツの幼魚~未成魚約60匹、カジカ(魚類)の幼魚~成魚4匹、アカザの幼魚2匹、オヤニラミの成魚1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約20匹、サワガニの幼体~成体13匹、オジロサナエの幼虫2匹、ヘビトンボの幼虫3匹、オオヤマカワゲラ属の1種の幼虫3匹、フタツメカワゲラ属の1種の幼虫3匹、クラカケカワゲラ属の1種の幼虫1匹、チャバネヒゲナガカワトビケラの幼虫5匹、ウルマーシマトビケラの幼虫2匹、コガタシマトビケラの幼虫2匹がとれました。ほとんどの水生昆虫は、高校生サポーターのNAさんに同定してもらいました。

参加者のようす

カジカやアカザを初めて見る小学生メンバーもいて、いろんな希少な生き物がとれて、みんなテンションが上がっていました。同じ水系でも環境が少し変わったら、とれる生き物も少し変わります。

感想・気づいたこと・考えたこと

釣りではカワムツの未成魚~成魚3匹とタカハヤの成魚1匹が釣れました。揖保川上流でカジカやアカザがいる事が確認できてよかったです。釣りでも2種類の魚が釣れてよかったです。

その他

報告担当:NR(中2)

玉一アクアリウムのみなさん、活動報告をありがとうございます。
水生生物は多種多様で同定はなかなか難しいものがありますが、詳しいサポーターさんがいるのは心強いですね。上流部の調査ということでカワゲラ類が多くなっていますね。一方、カゲロウ類がまったく確認できなかったというのは気になります。調査個所の写真を見ると、シロタニガワカゲロウなどはいるように感じました。この点もふくめて、水生昆虫や魚の種類が変わった理由を具体的に調べて、相関関係を明らかにできるといいと思いました。「カジカやアカザが確認された」とありますが、こうした魚がすみ続けることができる環境についても考えてみてくださいね。では、次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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