活動レポート

活動レポート

田中川水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年08月24日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川水路

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

ナーセリーのすぐ近くのグッピーのいる小さな水路で、グッピーの駆除を目的に調査をしました。

参加者のようす

30分間で、グッピーの幼魚~成魚約40匹、ヌマガエルの幼生~幼体6匹、トノサマガエルの幼体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約100匹、アオモンイトトンボの幼虫9匹、シオカラトンボの幼虫1匹、コオイムシの幼虫~成虫7匹、コガムシの幼虫~成虫4匹、ヒメガムシの成虫2匹、マメガムシの成虫5匹、キイロヒラタガムシの成虫1匹、コミズムシの成虫2匹、ミズアブの1種の幼虫1匹、ガガンボの1種の幼虫1匹が捕れました。グッピーは僕を含めてメンバーたちが飼育用や餌用に持ち帰り、他はリリースしました。

感想・気づいたこと・考えたこと

この前も捕りましたが、またグッピーが同じ位の数に増えていました。減ってきたと言ってもまだいます。水生昆虫が多いのでうれしいです。

その他

報告担当:KS(中1)

玉一アクアリウムのみなさん、報告をありがとう。
今回の報告にはいろいろおどろいています。まず、水質や水温の管理がむずかしい観賞用熱帯魚のグッピーが水路に生息できていることです。ヤゴやガムシなかまもみつかっていることから、生物指標では、ここの水質はややきれいなくらいではないかと思われます。いろいろな条件がぴったりあったため、ここの環境に適応できたのかもしれません。いつからこの水路に住んでいるのでしょう。夏前からだとしたら夏の水温は高いため問題なかったのかもしれません。でも、来る冬を乗りこえられるかは疑問ですね。
グッピーの幼魚(ようぎょ)から成魚まで見つかったのですから、グッピーにとってここは適当なエサも十分あるようだと分かります。だから、この水路でグッピーがなぜ、いつから生息できたかを知る必要があると思います。グッピーが簡単にここの環境に適応できたとしたら、繁殖力(はんしょくりょく)が強いわけです。無責任な放流やリリースは次の外来種問題を作り出すかもしれませんね。よく観察してみてください。そして、グッピーを捕獲(ほかく)したらリリースしないようにしましょう。在来種を守るためには、観賞用の魚類や水草、水そうの水のすて方にも気を使うべきだからです。ひとつひとつの命を大切にして、川や湖を大切にしましょう。
また、楽しい報告を期待しています。(環境カウンセラーMJより)
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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