活動レポート

活動レポート

明石川源流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年05月03日

実施場所:

神戸市 明石川源流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川の源流で調査をしました。2時間30分で、カワムツの幼魚~未成魚17匹、カワヨシノボリの幼魚~成魚10匹、ギンブナの未成魚1匹、ニホンアマガエルの成体1匹、ニホントカゲの未成体1匹、ニホンカナヘビの成体1匹、サワガニの幼体~成体約30匹、ニホンカワトンボの成虫約30匹、クロサナエの成虫1匹、コシボソヤンマの幼虫6匹、コオニヤンマの幼虫1匹、オジロサナエの幼虫3匹、ヘビトンボの幼虫1匹、フタツメカワゲラ属の1種の幼虫約100匹、オナシカワゲラ属の1種の幼虫約10匹、トウヨウグマガトビケラの幼虫3匹、モンカゲロウの成虫約20匹、トウヨウモンカゲロウの幼虫1匹、クロタニガワカゲロウの成虫1匹、ヒメフタオカゲロウの1種の幼虫3匹、シロハラコカゲロウの幼虫2匹、ヨシノコカゲロウの幼虫1匹、チビマルヒゲハナノミの幼虫6匹、マダラガガンボの1種の成虫1匹が捕れました。

参加者のようす

源流は森の中にあって、冷たい空気に包まれているような感じでした。今日は晴れていますが、雨が降った後で少し増水して濁っていました。大きめのギンブナが捕れて驚きましたが、近くに池があるので増水した時に流されてきたのかなと思いました。半分以上のメンバーが明石川源流は初めてだったので、みんなワクワクしながら調査を頑張っていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

環境の違いで生息している水生生物の変化を学びました。メンバーたちが楽しみにしていたセトウチサンショウウオやシュレーゲルアオガエルには会えなかったけど、いい体験ができました。僕は2年ぶりに明石川源流に来ましたが、2年前より種類も匹数も多く捕れるようになり、色んな物を見つけられるようになっていて、成長しているのかなと思いました。他に、ムラサキシジミ、キアシシリアゲ、アオカタビロオサムシなどもいて、ほとんどの昆虫を高校生サポーターのNAさんが同定してくれました。

その他

報告担当:NR(中2)

玉一アクアリウムのみなさん、報告をありがとう。
5月の連休によい活動ができましたね。とても興味(きょうみ)深く読ませていただきました。種の同定がとてもしっかりできていることにおどろいています。カゲロウの仲間でも大きなグループの代表的な種類ではなく、さらくわしく同定できるのですからもやは専門家も顔負けです。さすがですね。
また、今回の調査のすばらしさは、源流と上流の生物を調べて比較(ひかく)できたことです。源流に近いほどきれい水ですから、当然上流とは住んでいる魚や水生昆虫にがちがうはずです。生息する生物の種類で水質をきめる目安「生物指標(せいぶつしひょう)」となる理由です。
<明石川上流調査 のレポートへのメッセージにつづきます>
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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