活動レポート

活動レポート

志染川調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年11月06日

実施場所:

神戸市 加古川支川志染川

参加メンバー&サポーター数:

9人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

棚田で脱穀をしたあと、志染川で1時間30分調査をしました。カワムツの幼魚~未成魚約60匹、オイカワの幼魚~未成魚約40匹、ドンコの幼魚3匹、シマヒレヨシノボリの幼魚~成魚3匹、ドジョウの未成魚1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約300匹、スジエビの未成体~成体約40匹、コヤマトンボの幼虫5匹、コオニヤンマの幼虫4匹、ハグロトンボの幼虫4匹、ヤマサナエの幼虫1匹、ヒメクロサナエの幼虫1匹、シロタニガワカゲロウの幼虫7匹、チラカゲロウの幼虫1匹、モンカゲロウの幼虫1匹、ミジカオフタバコカゲロウの幼虫3匹、コカゲロウ属の1種の幼虫3匹、フタツメカワゲラ属の1種の幼虫4匹、ヒゲナガカワトビケラの幼虫約30匹、ウルマーシマトビケラの幼虫9匹、マルヒラタドロムシの幼虫3匹、チビミズムシの1種の幼虫1匹がとれ、リリースしました。水生昆虫のほとんどは、高校生サポーターのNAさんに同定してもらいました。

参加者のようす

石をひっくり返すと石の裏に明石川ではあまり見ない水生昆虫がたくさんいました。ケラによく似たモンカゲロウの幼虫は「かわいい」とメンバーたちに一番の人気でした。みんなタモ網で茂みや石の下や砂の中を探って、休まずに調査を続けていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

トビケラだけを見ても、明石川にいるトビケラは小さなコガタシマトビケラがほとんどだけど、同じ神戸市でも加古川水系の志染川にはヒゲナガカワトビケラなどの大きなトビケラがたくさんいました。明石川水系以外に生息している生物を知り、明石川との違いを知ることで、明石川のことをもっと知りたいです。

その他

報告担当:NR(中1)

玉一アクアリウムのみなさん、NRさん、志染川調査の報告をしてくれて、どうもありがとう。
志染川にはヒゲナガカワトビケラなどの大きなトビケラがたくさんいました。みなさんのフィールドである明石川水系とのちがいに気が付くところがすばらしいね。さすがです。でも、なにがちがうんだろうね。たくさんのけいけんをしているみなさんの意見も聞いてみたいなぁ。どうしてだと思う?
サポーターのNAさん、同定してくれてありがとう。おかげで、志染川調査はデータとしての価値(かち)が生まれました。おつかれさまでした。
今回の調査で、水系によって生態系が異なることが分かったね。水系のちがいでなぜ生態系もかわるのかな?その違いを生み出すのにはどんな要素があると思う?ぜひみなさんの意見も聞いてみたいなぁ。次のレポートを待っているよ。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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