活動レポート

活動レポート

伊川~明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年10月23日

実施場所:

神戸市 明石川支川伊川~明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川下流で合流している支流の伊川から合流点をこえて明石川下流まで調査をしました。1時間30分で、オイカワの幼魚~成魚約50匹、ミナミメダカの成魚17匹、ニホンウナギの幼魚6匹、ギギの未成魚3匹、ドジョウの成魚1匹、コウライモロコの未成魚1匹、ゴクラクハゼの成魚1匹、ヒナハゼの成魚1匹、ドンコの幼魚1匹、チチブの成魚1匹、クサガメの成体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約40匹、ミゾレヌマエビの成体8匹、ヒラテテナガエビの幼体~成体22匹、テナガエビの幼体~成体4匹、モクズガニの幼体~成体16匹、ケフサイソガニの未成体1匹、コオニヤンマの幼虫1匹、ハグロトンボの幼虫1匹、サホコカゲロウの幼虫6匹、ウデマガリコカゲロウの幼虫4匹、コカゲロウ属の1種の幼虫4匹、ガロアシマトビケラの幼虫1匹、キリウジガガンボの幼虫1匹、ブユの1種の幼虫数匹、クロチビミズムシの成虫4匹、チビミズムシの1種の幼虫約200匹、ガムシの1種の幼虫1匹がとれ、リリースしました。

参加者のようす

今回もほとんどの水生昆虫は、高校生サポーターのNAさんが同定してくれました。前回の伊川~明石川下流調査では、伊川に架かる橋脚の根元の河原の土砂がえぐられた流れのない場所では、特定外来生物のブルーギルの幼魚やウシガエルの幼生~幼体がとれて駆除をしましたが、その同じ場所で今回はドジョウやドンコなどの在来種がとれて、駆除の大切さを改めて実感しました。

感想・気づいたこと・考えたこと

新しく入会した小学3年生が、もう調査に参加して頑張っていました。ふつうのテナガエビの成体と神戸市絶滅危惧Bランクのヒラテテナガエビの成体をそれぞれ観察ケースに入れて、違いを見比べていました。調査ではヌマエビくらいの大きさの小さなヒラテテナガエビの幼体がたくさんいて、さらに増えていることがわかってうれしかったです。岐阜県の「いい川・いい川づくりワークショップin中部」に行って発表した時に拾ってきたトチの実のアクが抜けたのでトチもちを食べました。とてもおいしかったです。

その他

報告担当:NR(中1)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
明石川とその支流(しりゅう)で水生動物の調査をしたのですね。いつもながらたくさんの生き物を発見できていることにおどろきます。在来種(ざいらいしゅ)も見ることができうれしいですね。生態系は私たちの想像以上に複雑(ふくざつ)で、いろいろな生き物が関わりながら成り立っているものですから、外来種の問題も簡単(かんたん)には解決できないかもしれません。それでもみなさんのように、地道(じみち)に調査や駆除(くじょ)を継続(けいぞく)していくことは本当に大切なことだと思います。
水生昆虫は、高校生サポーターがほとんどを同定してくれたとのこと。生き物にくわしい人がサポートしてくれているとはすばらしいです。そのような能力のある人といっしょに活動できると、自分もがんばろうと思えますね^^
私の住んでいる地域では公園にトチの木が植えられていて、秋には実がたくさん落ちてきます。そのトチの実をおもちにして食べたのですね。どんな味がしましたか?あく抜きが大変だと言われていますが、それでもむかしから食用や薬に使われていたのには理由があるのでしょうね。みなさんは実際にあく抜きと調理をしてみてどう思いましたか?これからのレポートも楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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