活動レポート

活動レポート

アユ産卵場整備

高槻市立第六中学校・自然観察同好会 (大阪府)

活動日:

2021年10月23日

実施場所:

芥川・城西橋付近

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • ごみ・リサイクル ごみ・リサイクル
  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう

活動内容

国土交通省淀川河川事務所では、令和3年3月6日~令和3年6月15日の期間で、淀川大堰の左右 岸の魚道でCCDカメラを利用してアユの遡上数をカウントしています。淀川大堰は淀川の河口から約9kmに位置し、塩水 の遡上を防止し、淀川での安定した取水と大阪市内河 川へ淀川の水を分流するのに役立っています。その淀川大堰の左右岸には、上流側の水位に追従して階段状 の隔壁が可動する魚の通り道(魚道)が設置され、毎年春になるとアユの遡上が見られます。5月16日現在、242,280尾が遡上しています。高槻市は、「芥川・ひとと魚にやさしい川づくり」を進めています。この中で、「アユ」をシンボルと位置付け、これを遡上させることや、多様な生物が生息する川に再生していくことなどを目指し、「芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク~愛称:芥川倶楽部」が設立されました。これまでの活動で、堰や落差工等に「魚みち(魚道)」が設置され、平成23年からは大阪湾、淀川をのぼって来たアユが、再び芥川にやってくるようになりました。毎年城西橋下流で遡上数を数え今年は8000尾が確認されています。11月はアユの産卵期であり、芥川倶楽部の方に教えてもらいながら鍬やスコップなどで川底を掘り産卵場を作りました。2週間後卵の確認をします。水質・ゴミ調査も行ないました。

参加者のようす

鍬などで川底を掘るのは初めてでしたが、結構うまく作っていました。
ハードな作業ですが暑くなく良かったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

(水質)
 気温18.6℃、水温17.1℃、PH 8.8、電導度 355、COD 8以上、
(ゴミ)
ペットボトル 3、レジ袋 2、カップ型飲料容器 0、その他(缶7,電池、ポリシート)
たくさん産卵し多くのアユが芥川に戻ってきてほしいと思います。
2週間後が楽しみです。
小さな石に産卵するそうですが、大きな石はほとんどなくエサになる藻もほとんど見られない。何を食べているのか。

高槻市立第六中学校・自然観察同好会のみなさん、報告ありがとう。
アユの産卵場整備(さんらんじょうせいび)のため、川に降りて川底を掘るという、とてもいい体験をされたと思います。その中で、案外アユの餌であるコケがなかったことに気づいたのは、ふだんから職員室前の同好会スペースをフィールドとして、生き物の生活サイクルをみて、感じて、考えているからこその力だと思います。
アユは、産卵場としては、川の中流と下流の境目にある「砂利」底の浅瀬が好きなようです。今回、自然観察同好会のみなさんが選んだ場所も、そんか環境だったのではないでしょうか?
一方、アユは中流をめざして遡上(そじょう)している中で、川底の「石」に付着した藍藻などの藻類をこそげ落として食べます。この食痕(しょっこん)が「はみあと」として残ります。つまり、はみあとが残るくらい大きな岩ということですね。ですので、今回自然観察同好会のみなさんが産卵場整備された場所で、案外アユの餌であるコケがなかったことに気づいたのは正しい観測であったのだと思います。こういった観察力、疑問をもつ力を大切にしていってください。これからの活動も応援しています^^
エコまる
高槻市立第六中学校・自然観察同好会のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名高槻市立第六中学校・自然観察同好会
  • 所在地大阪府
  • クラブの種類学校のクラブ

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