活動レポート

活動レポート

明石川中流調査とバーブ工(こう)づくり

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年10月09日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

2人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川中流で1時間調査をしました。オイカワの幼魚73匹、カマツカの未成魚8匹、アカミミガメの成体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約300匹、スジエビの成体1匹、モクズガニの成体1匹、シロタニガワカゲロウの幼虫21匹、ミドリタニガワカゲロウの幼虫6匹、サホコカゲロウの幼虫9匹、ヒメトビイロカゲロウの幼虫1匹、コガタシマトビケラの幼虫5匹がとれ、アカミミガメはナーセリーの畑の肥料に持ち帰り、他はリリースしました。今日も明石川に行くと、ぼくたちが川に降りやすいように地域の人が草を刈ってくださっているところでした。うれしくてお礼を言いました。

参加者のようす

調査のあと、淡海の川づくりフォーラムで大学の研究グループが発表していた小さな自然再生のバーブ工(こう)づくりに再挑戦しました。川の流れに逆らって石を組むことで、そこに落葉などがたまって水生生物が増えて、魚も増えるということでした。前回作ったバーブ工(こう)は、増水で石組みが流されて壊れてしまったけど、壊れた石組みの下にはモクズガニや神戸市絶滅危惧種のヒラテテナガエビがたくさんいるのが確認できたので、落葉がたまるこの時期に新しいのを作ろうと思って作りました。

感想・気づいたこと・考えたこと

今回は前の時よりもさらに大きな石を使ったので、増水しても壊れにくくなったと思います。まだ完成ではないので、また続きをします。

その他

報告担当:NR(中1)

玉一アクアリウムのみなさんへ
気候変動(きこうへんどう)の影響からか、今年もとても暑い夏となりましたね。みなさんのおすまいの近畿(きんち)地域でも、10月もまだ暑い日が多かったのではないでしょうか。少人数での河川調査、よくがんばりましたね。レポートを見ると、魚やエビカニのほかに、昆虫類(こんちゅうるい)もいっぱい観察できたことがわかります。
今回の活動で確認できた外来種(がいらいしゅ)はアカミミガメだけで、そのほかは在来種(ざいらいしゅ)だったのでしょうか。また、レポートのタイトルにあるバーブ工はその後どうなっていますか。11月3日のレポートに増水にも流されずに残り、石組みを延長(えんちょう)したとありましたが、これからもようすも教えてもらえたらうれしいです^^
地域の方がみなさんのみなさんの活動を応援してくれていることもレポートから伝わり、とてもあたたかい気持ちになりました。お礼を伝えられるみなさんもすばらしいと思います。
いま、世界各地で大雨によるさいがいが起きて気候変動が注目されています。日ごろから川で活動しているみなさんもぜひこの問題について話しあってみてください。次回のレポートも楽しみにしてします! 
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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