活動レポート

活動レポート

高知県宿泊研修3 物部川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年08月02日

実施場所:

高知県香美市 物部川用水路

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

今年も小田さんの高校時代の担任の山内先生の敷地内の用水路で調査をさせていただきました。この用水路は他の場所は3面コンクリート張りになっていますが自然を愛する山内先生の敷地内の用水路は手作りの石組みになっています。

参加者のようす

小さなどこにでもありそうな用水路ですが、初めに上から観察した時に沢山の小魚やシマアメンボなどの水の綺麗な場所に住む生き物が観察できたので、どんな生き物がとれるかみんなとてもワクワクしていました。1時間の調査で、オイカワの幼魚6匹、カワムツの幼魚4匹、タカハヤの幼魚5匹、カマツカの未成魚1匹、ドジョウの成魚3匹、トサシマドジョウの幼魚~未成魚13匹、カワヨシノボリの幼魚8匹、コイの幼魚1匹、ツチガエルの成体4匹、モクズガニの幼体~未成体3匹、サワガニの幼体2匹、ヤマサナエの幼虫16匹、ハグロトンボの幼虫8匹、シオカラトンボの幼虫1匹、ミヤマアカネの幼虫1匹、シマアメンボの成虫6匹、ナミアメンボの成虫4匹、ヒメガムシの成虫2匹、コミズムシの成虫1匹、マシジミの幼貝3匹、ヌマガイの成貝1匹がとれリリースしました。用水路には水草のホザキノフサモも生えていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

今回調査をした場所は自分達が普段活動している神戸市にもあるような小さな用水路でしたがシマアメンボやタカハヤ、サワガニなどの川の上流に生息するような生き物を捕まえることができたので驚きました。数年前の高知県研修で自分がこの場所に来た時は高知県で希少なトサシマドジョウが3匹しかとれませんでしたが今回はその倍以上の個体数を確認することができたので、この場所で確実に増えていることが確認出来て良かったです。

その他

報告担当:NA(高2サポーター)

【高知県宿泊研修3・4へのメッセージ】
ふだんのみなさんからのレポートを見ていると、短い時間でたくさんの生きものをつかまえているのに、仁淀川では採集に苦戦しているのが意外でした。やっぱり、大きな川だとなかなか思うようにいかないものでしょうか。川の深みで流されそうになったメンバーもいましたね。危険はいつどこにかくれているかわかりません。明石川でも、調査のときには気をつけましょう。
今回のように、場所や環境が変わると生きものも変わるんだということは、ふだんから明石川をじっくり調査しているみなさんだから、とくによく感じられることだと思います。これからも、すぐそばにある自然を調査して、見つめるところから、生きものたちからふしぎやおどろきを感じとってほしいと思います。
神戸にもどってからの活動も楽しみにしています。またレポートをよろしくお願いします。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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