活動レポート

活動レポート

田中川水路~用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年07月03日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川水路~用水路調査

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

ナーセリーで観察と試食をしたあと、今日も明石川が増水しているので、近くの田中川水路~用水路で調査をしました。1時間で、ミナミメダカの成魚41匹、グッピーの幼魚~成魚19匹、ヌマガエルの幼生~幼体16匹、トノサマガエルの幼生~幼体2匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体30匹、アメリカザリガニの幼体2匹、モクズガニの幼体~未成体2匹、カイエビの成体2匹、カブトエビの成体1匹、ホウネンエビの成体1匹、ヒメガムシの幼虫5匹、コオイムシの幼虫~成虫5匹、ギンヤンマの幼虫4匹、コミズムシの成虫3匹、マメガムシの成虫3匹、ウスバキトンボの幼虫2匹、トゲバゴマフガムシの成虫1匹がとれました。グッピーとアメリカザリガニは、ぼくが飼育用や餌用に持ち帰り、他は全部リリースしました。

参加者のようす

ナーセリーの裏の小さな水路から調査を始め、流れを下って用水路まで、場所を変えながら続けました。前回同様に暗渠の入口でグッピーの鮮やかなオスの成魚やお腹が大きなメスがとれましたが、今回はグッピーの小さな幼魚が小さな水路に散らばっていて、とりこぼしがないように慎重に捕獲しました。

感想・気づいたこと・考えたこと

水路にはグッピーがいて、用水路にはミナミメダカがいて、今のところちゃんと住み分けています。水路のすぐ先が用水路につながっているので、ミナミメダカが脅かされないように、グッピーが増えてしまう前に駆除を続けていきたいです。

その他

報告担当:NR(中1)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
ナーセリーではいろいろな食べられるものが植えられているんですね。そして温室にはローズアップルみたいなめずらしいものもあってすごいです。これだけたくさんの作物を栽培していると、管理がたいへんでしょうね。はるかさんのヒマワリもみなさんより背が高いということは、外来種の肥料(ひりょう)で育てると成長がいいのでしょうか。私の育てているヒマワリは化学肥料をあげていますが、まだまだ小さいです。
みなさんはナーセリーでの試食のあとに水路で調査したそうですが、すごくまじめですね。私だったら試食だけで満足してしまいますが(笑)。
水路では今回もいろいろな生きものを採集(さいしゅう)していますね。カエルたちも幼生から幼体へと成長しているし、南から飛んできたウスバキトンボのヤゴもいる。ホウネンエビやカブトエビはこの時期らしい田んぼの生きものですね。
みなさんはここ何年か続けて田中川の水路でグッピーを採集しているようですが、在来のミナミメダカと同じ場所にいるのは気になりますね。一度野外に放されてしまった外来種は、なかなかいなくならないということでしょうか。みなさんの調査活動を通じて、水路の環境がよりよくなっていくよう願っています。
それでは、これからもレポートを楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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