活動レポート

活動レポート

明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年05月23日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう

活動内容

田中川用水路の神戸市アカミミガメ防除活動が終わった後、明石川中流調査をするために明石川に行きました。明石川の土手の竹藪にハチクのタケノコがたくさん出ていたので、みんなでタケノコ狩りをしました。土手から見る明石川の水位は高くないように見えましたが、川に降りると思ったより増水していたので、安全な場所で30分調査をしました。オオクチバスの今年生まれた幼魚36匹、オイカワの幼魚5匹、ミナミメダカの成魚1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の未成体~成体280匹、スジエビの成体4匹、アメリカザリガニの未成体2匹、ヒラテテナガエビの未成体1匹、モクズガニの幼体~未成体2匹、ハグロトンボの幼虫31匹、コオイムシの成虫2匹(1匹は背中に卵を背負ったオス)、ヒメガムシの成虫1匹、オニヤンマの幼虫1匹がとれました。オオクチバスの幼魚とオニヤンマの幼虫は、増水でもう少し上流から流されてきた可能性が高いです。オオクチバスとアメリカザリガニは、駆除をして持ち帰りました。有効に利用します。

参加者のようす

調査の前に川の近くの竹藪でハチクのタケノコ狩りをしました。タケノコ狩りでは各自たくさんのハチクを収穫することが出来て、タケノコを見つけたり、タケノコを根元からポキッと折る感覚を楽しんでいました。調査では、この前の雨で思ったより川が増水していたので、調査を早めに切り上げて浅瀬に石でダムを作ったり、笹舟を作って川に流したりして思い思いの時間を過ごしていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

タケノコ狩りでは、スーパーとかでよく見る孟宗竹と明石川の土手に生えている破竹や真竹の違いを知ることができて良かったです。家に持って帰ることができたので食べるのが楽しみです。今回の調査では、オオクチバスの幼魚をたくさん捕獲することができたので、これ以上在来種を食べて成長する前に駆除することができて良かったです。これからも定期的に駆除していきたいと思いました。写真はオオクチバスの幼魚です。

その他

報告担当:NA(高2サポーター)

玉一アクアリウムのみんなへ、報告担当NAさんへ
幼魚のオオクチバスを36匹も捕まえることができて良かったですね。みなさんの地道(じみち)な活動が、明石川の生態系(せいたいけい)を守ることに役立っていると思います。これからも急な増水(ぞうすい)や、手足のケガに気を付けながら活動していってください。
ハチクは天ぷらにして食べたのかな、それともゆでたのかな?^^自分たちで採ったものなので、さぞ、おいしかったことと思います。みなさんへのごほうびですね。次のレポートも楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

220 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧