活動レポート

活動レポート

神戸市アカミミガメ防除活動 3日目

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年05月23日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川用水路

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう

活動内容

朝みんなで集まって、カゴ網5つを引き上げました。アカミミガメの未成体~成体4匹とクサガメの未成体~成体2匹が入っていました。クサガメはリリースしました。アカミミガメ防除活動が終わったので、神戸市環境都市課にお返しするカゴ網を用水路できれいに洗って、乾かしている間に田中川用水路のカゴ網を仕掛けていた場所で1時間調査をしました。

参加者のようす

ミナミメダカの成魚65匹、タイリクバラタナゴの成魚5匹、タモロコの成魚2匹、アカミミガメの幼体~成体8匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の未成体~成体47匹、アメリカザリガニの幼体~未成体12匹、シオカラトンボの幼虫3匹、ドブガイの成貝2匹が捕れました。用水路に生えているセリの葉にはキアゲハの幼虫1匹がいました。タイリクバラタナゴとアメリカザリガニは、メンバーが飼育用と餌用に持ち帰り、アカミミガメは借りていたカゴ網と共に神戸市環境都市課の方が引き取りに来てくださるのでお渡しします。中高生のメンバーやサポーターの調査に対する気持ちはとても前向きで「タイリクバラタナゴやアカミミガメを捕りたい!」「ドブガイを見つけたい!」と頑張っていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

カゴ網のアカミミガメもタモ網で捕ったアカミミガメも泥だらけだったので、3人で1匹ずつ流水できれいに洗いました。洗いながらアカミミガメとふれあっていると、かわいいと感じます。防除のために捕獲していますが、処分される罪のないアカミミガメがとてもかわいそうです。防除しなくてはいけないアカミミガメを増やさないためにも生き物を飼うときは最後まで責任を持って飼って欲しいし、今飼っている人は無責任に逃がさないで欲しいです。*今回の防除活動では、3日間で38匹のアカミミガメを捕獲し、神戸市環境都市課にお渡ししました。

その他

報告担当:NN(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。みなさんの気持ちがこもったいい報告です。サポーターのNNさんどうもありがとう。
『洗いながらアカミミガメとふれあっていると、かわいいと感じます』、そうだね。長年、活動をしてきてくれている玉一アクアリウムの「ことば」だから、たくさんの人に気持ちが伝わったと思うよ。3日間の調査、おつかれさまです。
防除(ぼうじょ)しなくていいように、最後まで責任を持って飼うこと(終生飼養(しゅうせいしよう)をすること)、『入れない、捨てない、拡げない』がペットを飼うときの基本だね。これは、すべての人が解決しなければならない問題です。3日間におよぶアカミミガメの調査をしてくれてありがとう。気持ちがこもった報告を読んで感動しました。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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