活動レポート

活動レポート

田中川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年05月22日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川用水路

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう

活動内容

仕掛けを設置後、仕掛けをしていない浅い所を中心に田中川用水路で1時間30分調査をしました。ミナミメダカの成魚37匹、タイリクバラタナゴの成魚5匹、ドジョウの幼魚~成魚3匹、ギンブナの成魚1匹、タモロコの成魚1匹、オイカワの未成魚1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の未成体~成体60匹、アメリカザリガニの幼体~成体7匹、モクズガニの幼体2匹、シオカラトンボの幼虫6匹、マツカサガイの幼貝~成貝17匹、ドブシジミの成貝4匹、ドブガイの成貝1匹が捕れました。タイリクバラタナゴはメンバーが飼育用に、アメリカザリガニは玉津第一小学校で飼っているオオクチバスとブルーギルの餌用とナーセリーの肥料用に持ち帰りました。

参加者のようす

小中生メンバーと高校生サポーターは、ヘドロの用水路の中に入って、水生生物を捕獲し、変化を調査していました。水面観察で1000匹以上のミナミメダカがいるのを確認しました。また、泥をすくって、マツカサガイ、ドブシジミ、ドブガイも確認できました。マツカサガイの捕獲数は今までで一番多く、幼貝もたくさんいたので、みんなうれしそうでした。

感想・気づいたこと・考えたこと

この用水路は、明石川水系ですが、明石川から隔離されたような環境で独特な生態系があり、ヤリタナゴも見つかっていて、二枚貝も多く生息しています。これからも調査を続けていきたいです。

その他

報告担当:IT(高3サポーター)

玉一アクアリウムのみなさんへ
用水路での水生生物調査お疲れさまです。梅雨時期に入りましたが、増水や豪雨(ごうう)などの情報には十分気をつけてくださいね!
さて。今回は水路の調査ですが調査を重ねて水路の生態系(せいたいけい)の変化も確認できたとのこと、みなさんの調査が実を結んできましたね。人工的な水路は人間の関与(かんよ)が大きいため、独特(どくとく)な生態系が形成されますし、その及ぼす影響も強く反映(はんえい)されます。河川との環境や影響の差なども比較(ひかく)しながら調査をすすめると面白い発見ができるかもしれませんね^^これからの調査成果も楽しみにしています!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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