活動レポート

活動レポート

田中川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年04月18日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川用水路

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:住み続けられるまちづくりを
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

マツカサガイやドブガイやヤリタナゴが生息している用水路の上流のこの場所で1時間30分調査をしました。ミナミメダカの成魚33匹、ドジョウの未成魚~成魚2匹、クサガメの幼体2匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体120匹、アメリカザリガニの幼体1匹、シオカラトンボの幼虫10匹、アオモンイトトンボの幼虫2匹、コオイムシの成虫2匹、ヒメガムシの成虫1匹、タイワンシジミの幼貝~成貝約500匹、ドブシジミの幼貝~成貝28匹、マツカサガイの成貝1匹(貝殻2個)がとれました。クサガメは2匹とも生まれて間もない幼体、コオイムシの成虫の1匹は背中に卵を背負ったオスでした。アメリカザリガニとタイワンシジミは、ナーセリーの肥料に持ち帰りました。

参加者のようす

マツカサガイを狙って、ヘドロの匂いが苦手なメンバーもヘドロの臭いを忘れて必死にスコップで掘ったり網で砂や泥をすくったりしていたけど、とれるのはシジミばっかりでマツカサガイをとることを諦めかけていたけど、途中でメンバーが貝殻だけどマツカサガイがとれてとても興奮していました。最後に1匹だけど生きたマツカサガイもとれたので良かったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

この場所の田中川用水路でマツカサガイは以前はもっと沢山いたそうですが、現在は減っているらしいし、水路の砂をちょっと掘ると出てくるのはタイワンシジミばっかりでマツカサガイの幼貝は確認できなかったので、今は大丈夫でもそのうちこの場所でマツカサガイが絶滅してしまわないか心配です。

その他

報告担当:NA(高2サポーター)

玉一アクアリウムのみなさんこんにちは!
マツカサガイすごいですね!マツカサガイの幼生はホトケドジョウに着生して成長します。そしてマツカサガイにはタナゴ類が卵を産みます。みんなつながっているのですね。田中川用水にはホトケドジョウもいますか?減少や絶滅(ぜつめつ)の原因は環境の悪化ですが最近では反対に水がきれいになりすぎたり田んぼから泥(どろ)が流入しなくなり、ヘドロが減少し、砂地になってしまって暮らしにくい場合もあるようです。清流に住むのでなく泥交じりの川や池の環境が好きみたいですね。でも田中川用水はすばらしいところですね、大切にしてくださいね^^また報告してください。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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