活動レポート

活動レポート

伊川調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年03月20日

実施場所:

神戸市 明石川支川伊川

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:住み続けられるまちづくりを
  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川下流の工事をしていない場所で調査をする予定だったけど、工事の人たちが草刈り機で河原の草刈りをしていて、「小石が飛んで危ないので少し上流の伊川でして」と言われたので、明石川下流で合流している支流の伊川で2時間調査をしました。チチブの幼魚~成魚8匹、ヌマチチブの未成魚2匹、コイの成魚3匹、ミナミメダカの成魚2匹、アカミミガメの成体2匹、ミナミヌマエビの幼体~成体67匹、ミゾレヌマエビの幼体~成体24匹、ヒラテテナガエビの幼体~未成体12匹、テナガエビの幼体~成体8匹、スジエビの成体2匹、モクズガニの幼体~未成体7匹、コガタシマトビケラの幼虫23匹、ガガンボの幼虫2匹がとれました。

参加者のようす

アカミミガメとコイの成魚1匹を駆除のために持って帰りました。命をむだにしないように、肥料にしたり、しかけの餌にしたり、からあげにして食べて命をつなぎます。コイの成魚が増えすぎると小魚や水生昆虫をどんどん食べてしまうので、本当は成魚3匹とも持って帰りたかったけど、自転車に乗らなくて、オス2匹とメス1匹だったので、おなかに卵をいっぱい持っていたメスだけを持って帰りました。ほかはリリースしました。

感想・気づいたこと・考えたこと

コイの成魚は、高校生のNAさんと2人で協力して追い込んでとりました。コイはまだ数匹いました。工事の人に「伊川でして」と言われて伊川に来て、コイをとることができたのでよかったです。コイの大きな成魚はたくさんいたのに、小さな遊泳魚はミナミメダカ2匹だけで、いつもはたくさんいるオイカワやモロコの姿は1匹も見られませんでした。でも水生昆虫のトビケラや神戸市絶滅危惧種のヒラテテナガエビなどはたくさんいたので、今度来てまたコイの成魚の数を減らしたいと思いました。

その他

報告担当:NR(小6)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
とても大きなコイですね。捕(つか)まえるのはなかなか大変だったと思います。いつもはたくさん見つかるオイカワやモロコが見つからなかったのは、コイの影響(えいきょう)があるのでしょうか。こんなにコイが大きく成長(せいちょう)できるということは、それだけたくさんの食べ物があったということだと思います。川の生態系(せいたいけい)が、いろいろな生き物によって構成(こうせい)されていることがわかりますね。
周辺(しゅうへん)で工事が行われているようですので、安全には気を付けて調査をしていきましょう。次のレポートも楽しみに待っています!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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