活動レポート

活動レポート

神戸版レッドリスト及びブラックリスト改訂(案)への意見の話し合い

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年12月17日

実施場所:

神戸市 玉津第一小学校

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

神戸市環境都市課からアクアリウムに神戸版レッドリスト及びブラックリスト改訂(案)への意見募集のお知らせがありました。前の改訂から5年たつそうです。学校で意見を出して話し合いました。高校生サポーターからのメールの意見もありました。レッドリストの選定種は871種から932種に増え、ブラックリストの選定種も94種から98種に増えています。

参加者のようす

私たちが注目したのは、明石川にすんでいるカワアナゴとニホンイシガメとヒラテテナガエビについてです。改訂(案)では、カワアナゴとヒラテテナガエビが神戸市絶滅危惧AランクからBランクに下がり、ニホンイシガメはBランクからAランクに上がることになっています。5年前よりはカワアナゴとヒラテテナガエビは確実に増えていて、明石川下流~河口ではカワアナゴが、明石川中流や支流の櫨谷川ではヒラテテナガエビがよくとれるようになりました。Bランクになることに賛成の意見が一番多かったけど、また減るかもしれないからAランクに残してほしいという意見や、こんなに増えているのでCランクにしてもいいのでは?という意見もありました。

感想・気づいたこと・考えたこと

ニホンイシガメは、5年前にはもっといたのに、今は調査でも1年に1~2匹しかとれなくなったので、全員がAランクになることに賛成で意見が一致しました。ニホンイシガメはAランクになってしまうけど、私たちもがんばって、またBランクに下げられるようにしたいです。私たちの話し合った意見を神戸市環境都市課に報告します。

その他

報告担当:TS(小6)、TR(小3)

玉一アクアリウムのみんな、あけましておめでとうございます。そして、活動レポートの投稿ありがとう!
神戸版レッドリストとブラックリスト改訂へ向けて、みなさんへの意見はないかと連絡があったのですね。これまでの活動が認められた証しですね♪
自然の変化をみるには、定期的な調査が欠かせませんが、明石川のみんなの調査のように、データが蓄積されている場所は、実はとても少ないのです。生きものが増えたり減ったりする様子は、感覚的には分かりますが、データで説明するには、日頃の活動(調査)が必須です。でもこの日頃の活動を行うのが難しいのです。専門家も持っていない詳細なデータを、みんなが調べてきたと言えます。カワアナゴとヒラテテナガエビ、ニホンイシガメの増減を指摘できたこと、素晴らしいと思いました。
さて、2021年はどんな年になるでしょうか?コロナウイルス感染症の拡大は、人類の環境へのかかわりと大きくかかわりがあるかもしれません。新しい年が希望あふれる年なるよう、できる活動を考え実践していってください。今年もよろしくお願いします。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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