活動レポート

活動レポート

明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年11月23日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

2人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

一昨日の調査の最後に仕掛けたカゴを2つ引き上げて、その後いつもの場所より少し下流で1時間30分調査をしました。仕掛けのカゴには2つ合わせて、タモロコの成魚2匹、クサガメの成体1匹、モクズガニの成体5匹が入っていて、全てリリースしました。調査では、オイカワの幼魚280匹、コウライモロコの幼魚43匹、カマツカの幼魚~成魚7匹、ゲンゴロウブナの幼魚5匹、タモロコの成魚2匹、ドジョウの幼魚2匹(1匹はダルマ体型変異種)、ミナミヌマエビの幼体~成体約1200匹、ヒラテテナガエビの幼体1匹、スジエビの成体1匹、アメリカザリガニの幼体1匹、モクズガニの幼体4匹、シオカラトンボの幼虫6匹、ギンヤンマの幼虫1匹がとれました。川岸や河原には、タコノアシがたくさん実をつけていました。ゲンゴロウブナの幼魚はナーセリーの畑の肥料に、アメリカザリガニの幼体は玉津第一小学校で飼っているオオクチバスの餌に持ち帰りました。

参加者のようす

自分の他にメンバーがいなかったので、黙々と色々な魚をとることが出来て楽しかったけど、調査の時にいつもなら自分の他に数名メンバーがいて調査が賑やかになっていたので少し寂しかったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

今回の調査では、最近明石川で増えてきている神戸市絶滅危惧種Cランクのコウライモロコが大量にとれたり、同じく神戸市絶滅危惧種Cランクのドジョウやタコノアシがとれたり生えているのも確認できたので、順調に明石川で絶滅危惧種や在来種が増えてきていることが分かって良かったです。

その他

報告担当:NA(高1サポーター)

こんにちは、報告担当のサポーターNAさん。玉一アクアリウムの活動をサポートして、明石川中流調査をしたようすを報告してくれて、どうもありがとう。
今日は他にメンバーがいなくて伝えることはできなかったかもしれないけれど、次の機会に今までの活動で知った明石川のようすをぜひ後輩のメンバーにつたえてあげてください。現在のひとつのデータだけではなく、過去からの変化を知っていて、現在のデータを見ることができる、そういうデータの蓄積は玉一アクアリウムの素敵な宝物です。そして、それを後輩たちにつないでいるNAさんはじめ先輩たちも玉一アクアリウムの素敵な宝物だね。すごいなぁ。
明石川の調査結果から、どんなことがわかるだろうね。どうして、オイカワやミナミヌマエビが多いのだろう。メンバーみんなで話し合ってみたことはあるのかな。正解はなくてもいいんだよ。『わたしはこう思うよ。なぜなら、こうだから、』そんなお話がみんなとできるといいね。現地調査をしてきたみなさんだからわかることがきっとあると思うなぁ。次の報告を楽しみに待っているよ。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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