活動レポート

活動レポート

山田町の棚田で稲刈りと自然観察

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年10月18日

実施場所:

神戸市 山田町の棚田

参加メンバー&サポーター数:

8人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • 農業・栽培 農業・栽培

SDGs:

活動内容

田植えと草刈りをしてきた棚田で、里地・里山の保全活動をしている保全協議会の大嶋さんや保全協議会の方々と一緒に稲刈りをして、刈った稲を稲架にかけて干しました。自然観察では、稲に作られたカヤネズミの巣やカナヘビ、トノサマガエル、ヌマガエルなどがいた一方で、人がだれも来ないような山道を登った山奥の棚田なのにウシガエルやアメリカザリガニがとれたのは意外でした。ウシガエルとアメリカザリガニは、保全協議会の方々が駆除をしてくれました。

参加者のようす

棚田のまわりには動物に荒らされないように保全協議会の方々が電気が流れる線を張っていましたが、それを切ってイノシシが侵入して、稲を倒して稲穂をたくさん食べていました。田植えや草刈りをしてきた稲を食べられて、ぼくたちも悔しかったけど、棚田でずっと作業を続けてきた大嶋さんは、もっと悔しそうでした。大嶋さんが里地や里山の田んぼは、こんな被害にあうことで農業を放棄する人も多いと教えてくれました。人と動物と自然が、うまく共存できる方法がないのか考えていきたいです。

感想・気づいたこと・考えたこと

イノシシに食べられていなかった稲の稲刈りを、みんなで時間いっぱいまで一生懸命頑張りました。楽しかったです。刈った稲を束にして、わらでしばって稲架にかける作業もしました。作業中に保全協議会の1部の方々が、まるでぼくたち男子が言っているような低レベルな言い合いを(わざと?)やっていて、コントのようで楽しかったです。また棚田のまわりに電気が流れる線を張って、その中に稲架にかけた稲穂を天日干しにしますが、またイノシシに切られて食べられないか、とても心配です。

その他

報告担当:IK(小6)

玉一アクアリウムのみなさんへ
稲刈りのお手伝いお疲れさまでした。今では、稲架をつかった稲架掛けも見なくなりました。神事として残っているところもあるようですが、とても貴重な体験をされましたね。
また、イノシシなどの獣害(じゅうがい)は全国で大きな問題になっています。電気柵などの対策も有効ではあるのですが、森が荒れている問題や、限界集落(げんかいしゅうらく)の問題など、その背景となる社会的な問題も存在します。ぜひ、人と野生生物の営みの視野でもこの問題を考え、研究してみてください。次の報告も待っています!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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